ITJの思い出

 

前回のブログから半年経ちました。その間は、コロナ感染、レイクビワ100ボランティア、いなべ市で開催された竜ヶ岳のレース、あいのつちやまマラソンがありました。色々バタバタしてブログ書いてなかったけれど、ITJ、大文字100、UTMFは書きたいところです。

 

 

 

伊豆トレイルジャーニー(Izu Trail Journey2023 “ITJ”)に参加してきたので、その思い出。

まず、概要は以下のとおり

 

開催日:2023年12月10日 6:00スタート(2分ごとに3ウェーブ)

制限時間:14時間

距離:69.1キロ(獲得標高:3242m)

以下、大会公式サイト

https://www.izutrailjourney.com

 

レースの中の人は鏑木さんと千葉さんで、ほぼUTMFと同じメンバーらしい。

それもあってか冬を代表する大人気の大会なので、満を持して参加。抽選も無事通り、ロード・トレイル込みでの最長完走距離を延ばすべくトレーニングに勤しみました。(この時点ではロードは富士五湖の62キロ、トレイルは忍者トレイルの48キロが最長。奥信濃100の95キロタイムオーバーは完走ではないから除外)

 

レーニングの計画的には、かもしかマラソン10キロで40分、あいの土山(フル)でサブ4して、ITJに挑む!と思っていたが、7月末にコロナになり、不調が長引く。かもしかは開催せず。という残念な状況。

そして、あいのつちやまは30キロの壁にやられ、4時間30分と撃沈。とても残念な状態。

 

ただ、11月から過去のランプラストレイルに掲載されていた井原トモさん(100miles100timesでお馴染み)の半年で100マイル完走トレーニングに取り組み、トレーニング内容的には悪くない状態でITJに向かうことが出来ました。

主にはウェーブ走的に心拍上げて高強度有酸素トレーニングをしました。1人でたらたら走ると低強度有酸素で長時間が多くなるけど、やっぱり高強度も必要だなと思った。

 

結果は12時間11分で総合804位

出走は1400人くらいだったかな。

12時間くらいで半分くらいの順位が目標だったので、悪くないような結果でした。

 

以下つらつらと時系列に沿って流れを説明します。

 

12/9(土)

朝8:30起床。9時半くらいに自宅を出発。前日にまあまあ準備はできていたからスムーズに出られた。

一度休憩をはさんで新東名と東名で三島にある寿楽園に到着。

周辺のコインパーキングは予想通り埋まっていたので、商工会議所の立駐を利用して徒歩で楽寿園に移動。

紅葉がきれいな公園で、いい感じだった。

例年通り受付で必携品チェックがあった。以下の通り。

ライト2つ(点灯確認)

イカップ

レインジャケット

 

サクッと終わらせ、アウトドアエキスポ(出店)をぐるぐる。

途中で鏑木さんを見つけて写真撮ってもらった。相変わらずESSのサングラスはあんまり似合ってない。

WINZONEのジェルを事前にアマゾンで買ったけど、発送が遅くて間に合わなかったのでその場でメダリストのジェルを購入。

4個で1個無料だったから得した。アウトドアエキスポ最高か。

他に買うものは特にないので、虹の郷(ゴール地点)に車で移動。

途中で狙っていた家系ラーメンに寄って、遅めの昼飯(14時過ぎだったかな。)

ラーメン大盛にうずら卵トッピングでご飯2回お替り。素晴らしいカーボローディング。

家系ラーメン好きやわ。

 

そしてコンビニで翌日の朝食を購入して虹の郷の駐車場に到着。

ここから大会側が用意したバスで1時間くらいかけて宿泊先の松崎町に移動。ワンウェイレースはここら辺がややこしくて大変。

バスの車内はウトウトしながら過ごし、目的地到着。観光バスの座席の前後が詰まっていてまっすぐ座るとしんどい。横着だけど二席確保して斜めに座って狭さをやり過ごした。

 

バスを降りてちょっと歩いて宿に到着。由き松。

素泊まりプランだから近くのスーパーで晩御飯を購入。かつ丼とニラ饅頭。

 

お風呂で明日のレース出る人とちょっとしゃべったりしてリラックスして、レースの準備。

装備は以下の通り。

 

上から順に。

頭:バフ(もし冷えてきたらネックウォーマーにもできるように2つ)

サングラス:ZOFFのスポーツグラス

アンダーシャツ:ファイントラックのベースレイヤークール

シャツ:パタゴニアのキャプリーンミッドウェイト長袖

ウィンドシェル:ノースフェイスのスワローテイルベント

パンツ(肌着):インナーファクトの変態パンツ

パンツ:パタゴニアストライダープロショーツ

ロングパンツ:ノースフェイスのバーブライトパンツ

アームカバー:アールエルのメリノウールのやつ

カーフゲイター:インナーファクト取り扱いのLEXCH?みたいな中国メーカーの安いやつ

手袋:アールエルのメリノグローブミッド

ソックス:インナーファクトのラミーソックス

シューズ:アシックスのフジライト3

ザック:サロモンのADVSKIN12

エストバッグ:パーゴワークスのラッシュヒップ

時計:ガーミンのエンデューロ

ヘッドライト:ペツルのスイフトアールエル

予備ライト:ジェントスのハンドライト

 

他、必携品等

 

ITJは例年爆風で激寒という話だったので、ロンT、アームカバー、カーフゲイター、ロングパンツを新調して防寒対策したけど、めっちゃあったかくて風もなく、防寒不要やった。笑

ウィンドシェルとロングパンツはずっとザックの中で、手袋はつけたり外したり。アームカバーは途中から外してたかな。

半袖短パンにアームカバーで十分かなっていうレベル。大会公式曰く10年で初めての陽気とのこと。4年前くらいは降雪もあったはずだし、山の天気は難しいね。

寒いほうの対策して結果暖かいなら命の危険には繋がらないし、結果オーライ。逆だとやばいから来年の運営からのアナウンスは難しいだろうなぁ。

 

こんな感じで準備して、ストレッチして寝る前にプロテクトJ1とガーニーグーを塗って、チルアウトを飲んで就寝。21:30くらいだったかな。前日だしそわそわして寝つきが悪く、廊下とは襖一枚だし、隣の部屋の人とかの話し声が気になりまあまあ浅い眠り。このあたりは慣れかな。

朝は4:30に起きて、おにぎり3個とみそ汁とカロリーメイト的なやつ。

しっかり食って、準備をすませてスタート地点の松崎新港へ徒歩で移動。早朝だけど寒くなく雲もなく星がきれいだった。

スタート会場につくととにかく人がたくさん。1400人エントリーだから当たり前だけど、やっぱりレースってすごいなーとそわそわ。

宿で用意したココアを飲みつつ時間を待つ。トイレは宿で済ましてきたし、ゴール地点に送る荷物預けもすんなり進み、さすが大規模レースという感じ。

そろそろスタート列に並ぼうかなと思っていたらトイレ渋滞に万場さん並んでた。スタート間に合ったんやろか。笑

 

そんなこんなで、ヘッデン付けてスタート時間に。第二ウェーブだから6:02にスタート!

 

では、レース展開へ

スタート~C1宝蔵院9.7K

最初は噂通りの峠走。そこまで渋滞もなくぞろぞろと進む集団の中で淡々と心拍数チェックしながら進む。

最初に突っ込んで潰れるのは嫌だしと思って抑えすぎて奥信濃はかなり順位落としたから、頑張りすぎず、抑えすぎずの心地よいペースで進む。

結局C1のトイレでトイレ渋滞に巻き込まれるけどまあいい休憩と思って割り切って並ぶ。

 

~C2八瀬峠13.3K~C3諸坪峠21.4K

C1C2C3の途中で5キロのセグメントチャレンジ。ITJグラベルマスター。

景色も特に見どころなくつまらない林道を進むだけの区間で唯一楽しめるエリア。

ちょっと頑張ってみて、この区間で20人くらい抜いたかな?出し切るほどではないけどちょっと頑張る程度のペースで進んでみた。

ただ、セグメントの終わりがいまいちわからずになんとなくいい感じのところでやめにした。

結果的にセグメントのゴールは過ぎてたみたいで結果オーライ。

~A1こがね橋26K

諸坪峠からこがね橋エイドまでは下りの林道だったかな。レイクビワのシャツ来た人がいてちょっとおしゃべりしながらエイドまで程よいペースで進む。

エイドではまず安定のトイレ渋滞。ボリュームゾーンだから仕方ない。

コーラ飲んで、バナナ食って、桜餅句食って、フラスコに水分補給。スポドリなかったから麦茶を追加。トイレ渋滞中に麦茶の粉をフラスコに入れることで時間短縮に成功。

正直エイドにスポドリくらい置いてくれよ。。。とは思うけど、麦茶の粉を持参してよかった。

~C4二本杉峠29.1K

エイドで確保したアルファベットチョコ的なのをポケットに詰めこみ食べながら進む。補給大事。

定期的に補給(ライスピュレ・メダリストジェル)しつつ、梅飴もなめつつ進む。

周囲の人達と談笑しつつ楽しく進む。

~A2仁科峠40.2K

仁科峠エイド前後はいきなり富士山ドン!でテンション爆上がり。ザ・ITJという感じの稜線で、風もなく雲一つなく最高。

 

エイドではしおカツオうどんを2玉食べた。出汁がうまいし、エイドの温かい食事は最高。

 

補給もできて、体調も良く、いい感じ。うどんお替りしたかったけど、混んできたし、エイドの時間短縮は奥信濃からの反省だし、コーラ飲んで麦茶追加して出発。

~A3土肥駐車場51.2K

稜線からちょっと低木エリアに入る。コース最高標高のネッコ岳まで気持ちよく進む。

そのあとくらいからちょっとヘタれてきたけど進みながら補給。そうすると、いい感じのペースの集団が来たから、最後尾に引っ付いて進む。登りは歩き、下りと平坦はリズムよく進んでくれる集団で、助かった。この集団に引っ付かなかったら1時間以上遅れていたかも。奥信濃でもあったかけど、いい感じの集団に引っ付いてペースを刻むのは楽でいい。ただし、何も考えずに前の人についていき補給がおろそかになってしまうので、注意する。

UTMFもつらいときは周りの人を勝手にペーサーにして進もうと思う。

低木エリアを抜けて峠走の登りになると、力尽きてとぼとぼ歩き。集団に引っ付いて補給をおろそかにしたからやな。次への課題。

エイドにつくとしし汁(豚汁)があって、すごくおいしかった。またお替りして、ちょっと味に飽きいたライスピュレをと、アミノバイタル(顆粒)を豚汁で流し込む。

豚汁は何でも流し込めるからすごいな。

ここでもうちょっとカロリーあるもの(無印バウムとか)を流し込めたらよかったかも。

安定のコーラを2本飲んで、後ろ髪をひかれつつ先に進む。

前回の奥信濃でエイドに滞在しすぎた反省はちゃんと活かせた。

麦茶の粉が切れてきたから、スポドリ(メダリストのクエン酸)を追加。

あんまり好きな味ではないけど、仕方ない。

アクエリアスとかポカリの粉もいるのかも。そこらへんは事前に確認しておくところやな。反省。

~C5戸田峠56.1K

戸田峠がどこだったのか記憶にないけど、土肥駐車場エイドを出てからは割とテンポもペースもよく進んでいたはず。下りはまあまあ飛ばして登りも気合いで登れた。

土肥駐車場に入る前は足裏痛いなーと思ってたけどちゃんと食えば回復して進めることがよく分かった。

~C6だるま山高原58K

だるま山高原くらいでヘッドライト点灯したかな。夕日が沈むのがすごくきれいだった。

もう終わりやなと思うとテンションも上がりペースも上がる。

 

 

~C7日影山出口66K

だるま山高原付近でペース上げた反動でエネルギー切れ。補給してももう動けないからとぼとぼ歩く。でもそこまでペースを落とさないように進む。

~ゴール69.1K

最後のロードに出たら、あとは爆走。ラスト1キロから頑張るとかなく、もうロードにでたらキロ6~5で必死こいて走る。

ゴールの中継見てほしいからあわててもうすぐゴールってラインして、一人ずつ先行者を拾っていく。「まだいける。もうちょいいける」って独り言つぶやきながら進んでたのは、周りに迷惑だったなかな。まあでもその時は必死で進んでいた。

途中で追い越したおっさんに追いつかれてちょっと並走したけどラスト手前の上り坂で離されたのは悔しかったなあ。

でもラストの橋も全力で突っ込んで全速力でゴール。チームふなぴーの流儀。周りのざわつきを聞きつつ突っ込むのはともて気持ちいいし、出し切ってゴールするのも気持ちいい。

ゴールで鏑木さんに思いっきりお辞儀して、握手してちょっと話せたの嬉しかったなあ。

ITJは完走メダルとか盾とかはないけど、ゴールに鏑木さんがいるのが素晴らしい。

嬉しすぎて握手してる写真買った。

鏑木さんも笑顔で嬉しい。

 

ゴール後は電話して、中継見てたよーって報告してくれて嬉しかった。

話してたらちょっと泣きそうだったけど、70キロくらいで泣いてたらだめやろと思って我慢。

 

完走の余韻を味わいつつ、帰り支度も必要から着替えてバスで駐車場に移動。

自販機でコーラ買って帰り道。

途中でお土産買って高速ぶっ飛ばして23:30くらいに鈴鹿に帰宅。

 

楽しい旅だった。

 

今回良かったもの。

・ジェル(メダリスト)

急遽買ったけど美味しいしおなか壊したりもなかったし、最高。

・梅飴

唾液がよく出るから胃腸も元気だし、おいしいし言うことなし、最高。

・キャプリーンミッド

朝寒くないし、昼も夜も適温でちょうどよかった。着心地いいし、最高。

・フジライト3

履き心地いいし、トラブルなしで、いい感じ、最高。

ウイダー(青)

どれだけしんどくてもこれだけはおいしいから絶対に飲める。昔から変わらない味、最高。

 

今回良くなかったもの。

固形物がライスピュレしか持っていかなった自分。無印バウムとか羊羹とかそういった類のものを持っていくべきだった。

大きく反省。

 

次はdaimonji100!12キロを9周はメンタルきついかもだけど頑張る!

70キロ楽しめたからきっと100キロも楽しめるはず!

峠走@鈴鹿スカイライン

令和5年6月24日の練習日誌。

 

内容:峠走(アクアイグニス~武平峠)

目的:ロードの登りへの慣れ。下りへの慣れ。心拍をある程度で保つ

タイム:1:45:43(平均7:10)

距離:14.77km(D+678m)

平均心拍:161

持ち物:アクエリアス500ml、塩分タブレット経口補水液ゼリー(予備)

ウェア類:ノースフェイス(オレンジ)パタゴニアストライダープロ)ファイントラック(ドライレイヤー)インナーファクト(変態パンツ)インナーファクト(ラミーソックス)アシックス(エボライド)サロモン(4リッター)オークリー(プリズムトレイル)バフ

 

感想

信濃100から2週間目。ほぼランなしで回復に努めた結果の現状確認も含めたトレーニング。

結論的にはまだ疲れが残っている。特に股関節の筋肉が硬い。肩が途中から違和感あった。ストレッチしよう。

内容は上記の通り。行きは歩きなしで遅くてもいいから走るのがテーマ。ほぼできた。下りの途中から2キロくらいダウンウォークを入れた。上まで行けば涼しかったけど、かなり汗をかいてしまい、パンツがべたべたで内ももと汗で張り付いたパンツが擦れて痛くなってしまった。プロテクトJ1を内ももにも塗るようにするべきだと思った。

水分の量は問題なし。これから暑くなるから予備は常に持つようにする。途中でちょっとしたお店があって、かき氷の旗があったし、飲み物もありそう。次は現金持って行って、かき氷食おうかな。

アクアイグニスから武平峠まで交通量がそれなりにあるけど、危ない!と思うシーンはほぼなく、いい練習コースだと思った。ランナーもライダーもいて、刺激になるし、月1か2くらいで実施したいかな。毎週すると怪我しそうだし、それなりの頻度で通おう。

汗かいてもすくに温泉はいれるし、パン屋さんもケーキ屋さんもあるから食事には困らないし、かなりいい施設。そして費用が職場の福利厚生でほぼタダ(事前に金券もらえる)なのがアツい。

温泉入る前に小原さんおすすめのグリーンDAKARAを飲んでみたけど、味が苦手だった。残念。水筒に氷を詰めていって、走り終わってからコーラを入れてキンキンのコーラにした。夏のトレーニング後はこれやな~って感じ。自販機で買うよりコスパいいし、自販機より冷たいし、素晴らしい。

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以上、峠走の練習日誌でした。

 

奥信濃100の思い出

2023年6月10日、11日開催トレイルランニングレース、奥信濃100の100キロの部に出走したので、その振り返り。

 

なお、正式名称はそのまま「奥信濃100」シンプルでいい。コースプロファイル等は公式サイトをどうぞ

https://okushinano100.com

 

ロングトレイルだと○○100みたいなレースが多くて、100キロなのか、100マイルなのか初見ではわからなかったりする。

ちなみに奥信濃100は50キロの部と100キロの部とキッズの部がある。100という数字は、奥信濃の自然が100年続きますように、的な願いが込められているらしい。

トレイルランニングが一般的に認知され始め、たくさんのレースが生まれては消えているけれど、山や自然は昔からあって、この先もあり続ける。

でも良い自然を保つため、山は管理が必要で、放置されて登山道が消えれば管理するための人の手も入らなくなってしまいます。

レースを実施してコース整備をして、登山道も整備して山を守って共存する。とても素敵なことだと思います。

そんなことに魅力を感じたのと、ガチオさんのレース動画を見て、エントリーを決めました。

 

結果は20時間8分で、95キロの糠塚エイド③で関門アウト。38分足りなかった。

初の100キロレースは残念な結果に終わったけど、楽しかったし、いろんな学びも経験もあったから、長いブログになります。

 

6/10(土)のAM5:00スタートで、6/11(日)AM2:00が最終関門で、きっと完走できても関門ぎりぎりだから、前泊・後泊が必要と判断し、宿は二泊三日で確保。

レース会場のパノラマランド木島平に宿泊施設があるけど、エントリー時には宿の予約ができず、4月からしら予約不可と言われたので、そこはあきらめ、別の場所に取りました。

スタート・ゴール会場から20分くらいだし、近くもなく、遠くもないという感じ。

 

~準備編~

これまで、トレイル48キロ、ロード62キロが最長なので、距離も時間も大幅に自分の最長を更新するので、気合をいれて、いろいろ準備しました。

とりあえず長時間のトレイルでの行動に慣れるため、トレイルはLAKEBIWA100のコースに通うことにしました。

入道が岳から入って県境まで行ってそこから安楽峠に向かうピストン(何回かチャレンジするものの安楽峠には辿り着けず。。。)や、野登山に抜けて東海自然歩道で戻るコースなど、行ったことがないコースをうろうろとしていました。

本当は安楽峠まで行って東海自然歩道で戻る、とか鈴鹿セブン縦走とかしたかったけれど、なかなか難しく断念。

また、4月の富士五湖の62キロもポイント練習という気持ちを持ちつつ挑みました。

ナイトパートがあるレースが初めてなので、眠気も含めて練習しようと思い、朝から普通に仕事をして、仮眠なしで深夜12時に出発し、1時くらいから入道が岳に行ってみました。

暗いし怖いし眠いし、でもいい経験になったのは間違いない。なんでも試すのは大事だなと思いました。

レースの二週間前には、入道が岳でストラバのセグメントチャレンジで追い込んで、帰りは7キロくらいの林道駆け下り(ちょっとレースを意識した)もしました。

セグメントは9位だったかな。ギリギリトップ10入りしたし、レースに向けてちょっと気持ちが前向きになった。

あと奥信濃はポールOKの大会だから、SINANOのトレランポールを買って、3,4,5月のトレランはほぼ毎回使って体に馴染ませた。身長高くて体重重いからポールにはとても助けられたなと思う。

レースの恒例だけど、エイドの距離とか関門時間を書いてもらって準備完了。的な感じ。今回はエイド間の獲得標高も記載した。

なかなか参考になったし、これからも毎回書いてもらうべきやな。なので、よろしくお願いします。

 

 

~前日編~

 

前日受付なので、朝9時に出発。前日受付なので、というか当日受付でも前日に出発して前泊するけどね。車中泊とか徹夜でレースとか、無理ですな。できる人はすごいと思う。

川越から高速乗って、恵那峡のSAで昼食。注文してから気づいたけど、3年前に麻績村のレース出た時にも恵那峡に寄っていて、同じものを注文していた。

ワンパターン人間です。笑

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3年前と同じものをおいしくいただき、お土産を物色し、先に進む。次はみどり湖PAによってトイレ休憩。二回目の昼食しようかなとか一瞬思ったけどさすがにやめて、ソフトクリームを食べました。

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高速から見える山が雄大で、三重の山とはスケールが違うなーかっこいいなーと思ったり、流し見している煉獄さんかっこいいなーとか、考えつつ、受付会場に到着。

信濃100と言えば、、、的な大きな旗にみんなの寄せ書き。完走するぞ!と決意を書き込んだ。

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その後ボランティアの人に「LAKEBIWAのシャツですよね?完走されたんですか?」と期待度通りのリアクションを受けたので、「ボランティアなんですよ」って返したら、「猛者が登場したと思ったのに。。。」と残念がられた。笑

受付で必携品チェックがあるので、ザックを持って向かう。去年は「レインジャケット・ライト」の確認のみぽかったから気を抜いていたら、携帯コップも追加されていて、車にとりに戻る。

携帯コップはパンツのポケットに入れる派だからザックには入れていなかったのです。

無事にレインジャケット・ライト(予備電池)携帯コップを確認してもらい、受付でゼッケンと参加賞(靴下と手ぬぐい)をゲット。

いろんなブースが出ていて、ちょっとふらふらしていたら、モントレイルのブースでアンケートに答えたらくじ引き有りますとのことだったから、当然参加。

結果は3等で、ザックに外付けするゴミ袋だった。わりとうれしい。でも今使っているゴミ袋もかわいくてお気に入りだし、どっちも使おうかな。

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ちなみに会場の宿はめっちゃ近くて、もし次回出るならめんどくさがらずに近くを確保しようと思った。

 

車で20分くらいかけて宿にチェックイン。チェックアウトが10時と聞いていたが、レース後はちょっとでも長く寝たいので、チェックアウトを遅らせられないか聞いてみたけど、即断られた。まあルールなら仕方ないわな。

チェックインの時に隣の人がサロモンのシューズを履いていたから明日のレースですか?と聞いたら違った。お互い気まずかった。笑

宿に荷物を置いて、ゆっくりしつつ、夕食の場所を検索。少し歩いたところの定食屋さんがよさげだったから、そこに行って焼肉定食大盛。うまかった。

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宿に戻り、温泉入って、レースの準備して、ストレッチして8:30に床につく。運転の疲れからか、すぐ眠れた。

朝は2:45起き!早い!

 

~当日編~

無事寝坊もせず、起床。おにぎりとみそ汁飲んで、ヴァームのゼリーを飲んで、トイレに籠るも大が出なかった。これがレースに影響を与えるとは...

その時はエイドでしたらいいやーと能天気に思って準備を進める。

装備は以下の通り。今回は多いな~

 

キャップ:マイルストーン

サングラス:オークリー プリズムトレイル

ウェア:パタゴニア キャプリーン(背面メッシュ)

インナー:ファイントラック ドライレイヤークール

パンツ:パタゴニア ストライダープロ

インナーパンツ:インナーファクト 変態パンツ(シームレスなんちゃら)

アームカバー:アールエル

手袋:ワークマン 指ぬきグローブ

ソックス:インナーファクト アクシオ

時計:ガーミン エンデューロ

ゼッケンベルト:デカトロン

シューズ:テレックスアグラビックウルトラトレイルラン

シューズ2:アルトラ オリンパス

ポール:シナノ

ザック:サロモン ADVSKIN12リットル

ウェストバッグ:パーゴワークス ラッシュヒップ

ヘッドライト:ペツル スイフトRL

携帯コップ:デカトロン

ソフトフラスコ:サロモン×2

ハードフラスコ:デカトロン

レインジャケット:ノースフェイス ストライクトレイル

レインパンツ:モンベル

ウィンドシェル:ノースフェイス スワローテイルベント

補給食:柿ピー、ウイダーカロリーメイトゼリー、塩分タブレット、羊羹、ナッツ類、アミノバイタル(粉)、経口補水液、無印バウム(デポ)ザバスドリンク(デポ)

レインとウィンドシェルは出番なし。

 

荷物をまとめて会場に向かう。途中で明らかにレースに向かう車を発見したので、ついていく。レースでもなんでも、前にいる人についていくだけというのは大変楽でいい感じ。

会場について準備をすませ、いざスタート場所へ。

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すごい大人数でそわそわする。とりあえず地面に座って周りをきょろきょろしていると、すぐ近くの男性のポールが破損する瞬間を見てしまった。これは自分だったら最悪だなと思った。

さすがにポールの予備は普通用意しないしなぁ。でもレース中にポールなくなったらと思うとぞっとするし、中国製の激安でもいいから一応持っておいたほうがいいかもとも思ったりした。

1分前から長めのカウントダウンが始まり、AM5:00にスタート。前のほうの人はガンガンに飛ばしているのが遠くに見えたけど、初の100キロで突っ込むと絶対につぶれると思って、抑えて進む。むしろ抑えすぎたまである。

A1夜間瀬(13キロ)に到着し、まずはトイレに行こうとしたら大渋滞。15分から20分くらい並んでしまい、エイドを出るときにはほぼ最後尾。しかもバナナが売り切れていた。悲しかった。スイーパーさんが出発準備してるのはなかなかなプレッシャーだった。

 

そこからスタート地点(デポバッグ有り)まで高社山を登って降りる。500mくらいアップかな。つぶれない程度に数人抜いて、ペースを保ちつつ27キロ地点のスタート会場に戻る。

ちょっと足が痛いのと地面がどろどろでテレックスでは滑るので、オリンパス4に履き替えて、ドリンク補充して、補給食追加して、無印良品のバウム食べつつザバスプロテイン飲んで...って色々しすぎて時間使いすぎた。食べたり飲んだりは次のエイドまでの5キロで済ますべきだったな。そしたらここで10分は削れた。

でもかなり気温上がっていて、この先1000m以上登りっぱなしだし補給も休憩も必要だったし、難しい。

スタート地点を後にしてA2糠塚エイド①(33キロ)に向かう。多分ここが一番つらかった。熱いし。熱いし。とにかく熱い。

次のエイドでリタイヤも一瞬よぎったけど、ここまで来てカヤノ平を楽しまずに帰るのは勿体なさすぎる!と思って頑張った。

糠塚エイドにおにぎりがあるから食べるぞと意気込んでいたらおにぎり売り切れ...ショックすぎたのが伝わったのか、二回目・三回目用のストックを出してくれた。

嬉しくてその場で2つ食べ、ポケットに1つ入れて進む。ここでもエイドを出るときにスイーパーさんが出発準備してた。

ここからが奥信濃100のメインその1。カヤノ平にに向かう沢沿いの登り。このレースのために切り開いて整備したコースでドボンあり渡渉あり、ドロドロありの最高のコースだった。

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三重県では体験できない最高のロケーションで、綺麗で、豊かで、とても楽しかった。ちょっと楽しすぎて時間を余分に使ったかもしれない。

でも楽しみつつも何人か抜いて、ポール最高やなと思った。1000mを一気に登るのは人生初だけど、割と楽しみつつ登れたのは、ポールのおかげです。

ここからは先は余裕なくてレース中の写真はなし。

公式サイトのフォトギャラリーで雰囲気伝わるはず。

https://okushinano100.com/photo/

登り切ったら林道でエイドまで下る。次のカヤノ平エイドの関門を16:00と思い込み、かなり急ぐ。かなり抜いたはず。抜きつつ、なんでみんなこんなペースなんだ?諦めてるのか?とか思ってた。

途中にめっちゃでかい糞があり、噂に聞くクマさんの糞だ!と思った。写真撮りたかったけど、関門ギリギリと思い込んでるからだからそんなことする余裕はなくダッシュ

開けたとことにでたのが、5分前。ぎりぎり間に合った!と思ったら分岐誘導の人にエイドまで1キロです!と言われて、終わった...と思うもダッシュ

結局16:03にエイドに駆け込み、スタッフの人に関門アウトですよね?と落ち込みながら聞いたら、関門は16:30ですよと言われ、嬉しい大誤算。

A3カヤの平①(48キロ)でしっかり補給していたら、漬物が売り切れとのこと。関門ファイターはエイドがさみしい。しかも麦茶が切れていて、水しかない。。。

麦茶の粉もっていってよかったです。麦茶くらいは余裕持って用意してほしかったな。

ここから先はポール使用禁止区間でカヤノ平ラウンドをぐるっと約10キロ。めちゃくちゃ綺麗なブナの森で、ふかふかだし、いままで走った中で一番気持ちいい場所かもしれない。標高も1200m~1600mくらいのところなので暑くもないし、いいところやった。

A2~A3の沢沿いの登りと、A3~A4のブナの森が、このレースの見どころやな。手前でリタイヤしなくてよかった。ほんとに。

で、この区間は、いいくらいのペースで走ってくれる人を見つけて後ろにつかせていただき、勝手にペーサーになってもらった。

平坦と下りはいいペースで走って、登りの歩きもペースを落としすぎない感じが、最高でした。おかげで、A5カヤノ平②(58キロ)の関門も20分くらい残しで間に合った。

ここから先は約14キロの林道を下り続ける区間。かけていい時間は2時間。キロ7でも94分だから約30分余る計算だし、この区間は大丈夫と思い、ヘッドライトを装着して下りだす。

下り始めはまだ明るく、キロ6~7か、もうちょい早いくらいのペースでごぼう抜き。気持ちよかった。歩いている人に「完走する人はこれくらいで駆け抜けるですね」って声かけられたのは嬉しかった。

デポでシューズをオリンパス4にしたのもよかったかな。林道の駆け下りはゼロドロップが一番効果を発揮する瞬間だと思う。ペース上がりすぎないし、オリンパス4のクッション性能も発揮するし。履き替えた判断と、2足持って行った判断は大成功だった。

いい調子で下っていると、若干手にしびれが出てきて、ペースを落としてカロリーメイトゼリーを飲んでいたら、かなり暗くなってきた。

ヘッドライトをつけても、足元ずるずるな林道を飛ばすのは怖いので、ペースを落とす。すると足が止まってしまい、トボトボ歩きになってしまう。

歩くならストック使うかと思い歩いていたら何人かに抜かれたな。次の72キロの糠塚②で関門アウトかな...とか思いながら歩いていたら、なぜか突然復活。

元気になって走れるようになっていしまう。いろんな人のブログとかで「100マイルは耐えれば復活するから大丈夫」というのをよく見るけど、ほんとだな。と思った。

復活してからまた走り、A5糠塚エイド②(72キロ)に関門15分くらい前に到着。奥宮選手がいて、優しく迎えてくれた。ファンになった。

次のエイドまで約12キロで2時間。厳しいなと思いつつ、補給はしなきゃと思い、おにぎり4個と豚汁を補給して、出発。

最初登りでその後下りで、ほぼ林道と聞いていたので、登りを一生懸命進む。またいいペースで登る人を見つけて後ろにつかせてもらいつつ、少しおしゃべり。おかげで割とスムーズに登れた。

ただ相変わらず時間はぎりぎりなので、下りだしたらまた一生懸命走る。80キロ進んでからの林道走るのは辛かった。時計見ても全然距離表示が進まないし、楽なはずの林道の下りでこれかよ...ってメンタル落ち込み足が止まる。

足が止まってからの時間が今回で一番ネガティブだったな。次のエイドで絶対リタイヤしようと思いふらふらでエイドに入る。

A6ケヤキの森エイド(84キロ)に関門5分前くらいに到着。足裏も痛いしもうリタイヤしようと思っていたのに、エイドスタッフの熱烈な応援と煽りがすごかった。

「まだいける!」「ここになにしにきたんだ?完走だろ?」的な勢いでの大歓迎。フラスコの補充もしてくれる。食べ物も持ってきてくれる。すごい歓迎だった。タイムアウト以外は絶対に認めないという雰囲気がすごかった。

このエイドの目玉はソバなんだけど、アレルギーで食べられないのがとても残念だった。機会があればアレルギーテストの診断受けて、治ってないか確認したいな。

レースで長野に行ってもソバ食べられないのは残念過ぎる。

そんな勢いにまけ、A7糠塚エイドの0:30の関門に向かい、振り絞ってスタート。延々と続く林道の登り、前後に人もいない。足も痛い。

さすがに心が折れてしまった。最初は頑張れたけどもう完全に足が止まり、トボトボ歩きに入る。ここまで頑張ったし95キロでアウトでも仕方ないな、と思ってしまう。

こうゆうときにペーサーがついてくれると頑張れるのかな。とか考えたり、いろいろ反省点を考えつつ、林道の下りに入る。ラスト2キロくらいかな。

当然関門は過ぎているので、ラストを噛みしめながらA7糠塚エイド(95キロ)に関門から約40分オーバーで到着。

長い長い旅でした。奥宮選手が迎えてくれて、「関門厳しいよね、お疲れ様」と言ってくれて、優しいなあと思った。ほかのスタッフの人にも「こんなに遅くなって迷惑かけました」と言ったら「無事にエイドまでたどり着いていただいてありがとうございます」とか優しく言ってくれて、ちょっと泣きそうだった。

チップの回収の際に、ゼッケンごと回収といわれたけど、頑張った記念が欲しくて、お願いしてゼッケンは返してもらった。

ゴール地点までの送迎バスの出発を待ちつつおにぎりと豚汁を食べる。結局最後まで胃腸は元気で、補給は成功だったかな。

ゴール地点まで、バスに揺られて、戻り、撤収作業を見ながら車に戻り、着替えもせずに宿まで運転。ほんとにへろへろだった。

宿に戻り、最低限の泥を部屋のユニットバスで落とす。ユニットバスは狭くて困る。宿の温泉に行き、貸し切り状態で湯船につかる。温泉気持ちいいー、とはならず、足裏ふやけて痛いし、マメが潰れないか心配で長風呂もせずにサクッと風呂を終わらせる。

部屋に戻り、ある程度片づけをしつつ、カレーメシを食う。ほんとに食欲はずっと保ってたな。笑

チェックアウトが10時だから9時までは寝れると思って3時半ころに就寝。しかし7時ころに気持ち悪くなって起きてしまう。二度寝もできない。

温泉で身体を温めることも考えたけど、8~11時は清掃時間で、温泉使えないからあきらめて横になって落ちつくのを待つ。いまさら胃腸トラブルかよって感じ。

ちょっと落ち着いてきたら、この感覚は空腹かなと思い試しにカップ麺を食べてみる。すいすいおいしくて入ってきた。単なる空腹かとわかり安心して菓子パンも食う。残った補給食も食べ、満足して復活。

 

後はお土産買って帰るだけ。近くでおいしそうなプリンを買い、高速乗って帰路につく。ただやっぱり眠気に襲われて梓川?のSAで仮眠。1時間くらい寝たかな。起き抜けにレッドブル飲んで、しゃきっとして再出発。

あとは特に何事もなく、帰宅。

翌日の月曜日も休みにしていたので、片づけはほどほどにして、ゆっくりすることに。

で、月曜に片づけを完了して、今回のレースはおしまい!お疲れ様でした。

 

 

~反省編~

 

<反省>

・前半抑えすぎて後半かつかつ。最初のエイドでほぼ最下位は大失敗。後半もまあまあ身体が動いたことを考えると、前半もう少しペースを上げてもよかった。

・ジェルなしで進んでいたので、後半にジェルで回復する勇気がなかった。カロリーメイトウイダーは飲んでいたが、WINZONEのいわゆるジェルは使わなかった。富士五湖で気持ち悪くなったのが理由だけど、吸収効率がいい補給も使わないとペース上げるのは無理かなと思った。

・スピード不足。単なる走力不足。抑えて走るときのペースを上げないと関門に間に合わない。レース全体の余裕度という意味でもスピードは必要と思った。

・エイドで時間を使いすぎ。補給も大事だけどもう少し効率をあげる必要があった。そのためにもジェル類で進みながらの補給が必要。

・関門時間の勘違い。単なるケアレスミス。関門ファイターなんだから、もっとシビアに確認すべきだった。反省。

・夜道の林道の下りが怖い。ウエストライトで明るさを追加して対応すべきだった。考えてはいたけどデポバッグに片づけてしまったのは反省点。次からはライト2個必須やな。ウエストかハンドか。考えよう。ハンドライトだとポール使えないからウエストかな。ちょっと検討しよう。ITJはスタート真っ暗でゴールも暗いだろうしそれまでに考えよう。

・足裏ケアについて、プロテクトJ1とインナーファクトの組み合わせでもマメができてしまった。渡渉を楽しみすぎた感はあるけど、雨ならもっと濡れるし対策は必要かなと。身体はプロテクトJ1で、足裏のみガーニーグーという使い方もあるらしいから、次への参考にする。

・虫よけ。ザックに小さいやつを入れるべきだった。汗と川の水で流れてしまい、ブヨにやられまくった。

<良かった部分>

・ジェルなし作戦が成功して胃腸トラブルなし。麦茶もよかったのかな。アクエリアス1リットルと経口補水液500ml以外は麦茶のみだった。エイドのジュース等はあるけど行動中はそれだけ。羊羹と麦茶の組み合わせは間違いない。これからも活用しよう。コスパもいいし。

・1時間に2つの塩分タブレットで足攣りもなし。カロリーメイトもよかったかな。これは成功。

・眠気なし。普段からほぼカフェインなし生活をしているからか、レース時のコーラのカフェインで十分目が覚める。これはとても良いこと。この生活は続けていきたい。前日9時前に寝られたのもよかった。チルアウト(リラクゼーションドリンク)を寝る前に飲むはずが家に忘れたのは失敗。次からは気を付ける。

・シューズの履き替え。2足用意してよかった。履き替えの判断も成功だったと思う。

・とにかく楽しかった。それに尽きる。

 

<装備について>

良かったランキングの1位は「シナノのポール」2位が「オリンパス4」3位が「ラッシュヒップ」

 

「シナノのポール」にはとにかく助けられた。林道の登りのポールは素晴らしい。下りで使わない時も握りやすいグリップが真ん中付近にあって楽だった。大事に使っていこうと思う。

オリンパス4」はクッションとゼロドロップが足にやさしい。買ったの2、3年前くらいだけどいまだ現役で使える。テクニカルな下りだとちょっと使いにくいけど奥信濃にはピッタリでした。

「ラッシュヒップ」は収納力抜群で素晴らしい。補給しやすい。カヤノ平のストック禁止区間から14キロの林道下りはポールをラッシュヒップに収納したけど、揺れも気にならないし、固定するのも外すのも楽だし、素晴らしい。

 

良くなかった装備は特になし。値段張るけどやっぱりいいものはいい。コストがかかってもパフォーマンスが抜群。

 

<総括>

初100キロレースは95キロで関門アウト。惜しかったし、悔しいし、残念。でも楽しかったし、学びも多かった。大きな経験になったから、次は100キロ完走できると思う。

いまは回復待ちだけど回復したらトレーニング再開して、次に備える。スピード練習好きじゃないけど、取り入れていこう。

まずはかもしかの10キロで40分切り。次はあいのつちやまで初マラソン、サブ4目標でスピード練習する。それがトレイルの走力向上につながるはず。

 

信濃に関しては、来年か再来年にリベンジ必須。もっと走力に余裕があればもっと楽しめるはず。楽しむためには強さがいるしな。強ければ自由だからって、ニンジャショーヨーも言ってるし。

 

これからも100マイラー目指して進んでいきます。

最後に浮腫んだ足のむくみ中と回復後。笑えるくらい浮腫んでた。笑

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富士五湖ウルトラマラソンの思い出

 

さて、3本目は富士五湖ウルトラマラソン

 

2023年4月16日に富士五湖ウルトラマラソンに出走したので、その思い出。

 

正式名称は"第33回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン"簡潔でいい。

100キロではなく、FUJI 3LAKES 62kmの部にエントリーしました。つまり富士三湖ウルトラマラソン。四湖で100キロ、五湖で118キロ。

いつかはフルコースしたいな、と思ったりもする。

ちなみ今回100キロに挑戦せずに62キロにしたのは前泊後泊して翌日は観光を楽しもうかなと思ったから。結果的に同行者が体調不良でDNS。1人で観光という気分にはならなかったので後泊はキャンセルしてレース後に直帰することに。

6月にトレイルの奥信濃100があるし、いいポイント練習や、と前向きに挑む。2月にロードで42キロをキロ6ちょいで走っていい感じの感触だったし、12月、1月は雪山遊び楽しんだし、いい感じやーと思っていたら、3月は腰痛が酷くて70キロくらいしか走ってない。。。ジムでエアロバイク1時間くらい漕いだあとに痛くなったし、姿勢が悪かったのかな。それ以降はエアロバイク恐怖症。

結局YouTubeで腰痛解消ストレッチ動画みながらストレッチしてたら治った。ちなみにこれ。https://youtu.be/_OFgbP-6G5I

それ以降もまあまあ続けてる。高身長ランナーは腰が痛みがちだから腰大事。

 

余談が長いのでそろそろ当日編。

 

10時くらいかな?に出発して、新東名。浜松で浜松餃子とキムチチャーハンセット。うまかった。

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静岡では焼きそば。うまかった。

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雨の中爆走して、富士北麓公園に到着。霧出てるし雨だし翌日が少し憂鬱。天気予報的には回復予定だしそれを願うばかり。

前日受付的な雰囲気かなと思ったけどTシャツ受け取りのみ。ゼッケン事前配布だし当然ちゃ当然か。高速を走行中にマイコップを忘れたのに気がついて前日受付会場で売ってないかと期待したけど出店なし。慌ててスポーツショップを探していたら宿の近くにグラウンドルーフという良いお店を発見。

https://groundroof.base.shop

トレランとロードラン専門店という雰囲気。三重県にあるモデラートはトレランより、キャンプとかトレッキング色が強いけどグラウンドルーフはランに特化してる感じ。素晴らしい。こんな店が近くにあると良いなーと思った。モデラートの店の雰囲気は三重県の山の特色の影響かな。まあ静岡には富士山があるし、富士山にはUTMFがあるからな。そもそも富士登山競争、富士登山駅伝もあるしな。やはりそうゆう土壌は大切。

結局コップ買っただけだけど店長と雑談していたら、川崎雄也さんがたまに来るとのこと。メディアでみるそのままで爽やか好青年らしい。いいなーそうゆう素顔の話。と思った。

まあまあ話が盛り上がりつつ、そろそろ宿にいこうと思いチェックイン。近くの飲食店をググっていたらラーメン屋さんを発見。通り道にコンビニあるし丁度良いやと思ってラーメン食ってコンビニで買い出しして、宿に戻り、風呂行ってストレッチして就寝。

……するも4月なのに蚊がうるさい。無視して寝ようと試みるも無理。電気つけて始末してやっと安眠。

 

朝起きて諸々準備をする。

ちなみに装備はこんな感じ。

 

頭:バフ

メガネ:Zoffのスポーツグラス(度なし色なし)

Tシャツ:ノースフェイスのドライドット?かなオレンジ色でスケスケの涼しいやつ。

インナー:ファイントラックのドライレイヤークール

パンツ:パタゴニアストライダープロショーツ

インナーパンツ:インナーファクトのシームレスインナーショーツ(変態パンツ)

ソックス:インナーファクトのソックス。ラミーソックス。

シューズ:ミズノ ウェーブライダー25

エストバッグ:パーゴワークスラッシュヒップ 

ソフトフラスコ:サロモン

マイコップ:サロモン

 

こんな感じ。今回からの新商品は以下の通り。

・パンツ パタゴニア ストライダープロショーツ

・ソックス インナーファクトのラミーソックス

・ウエストバッグ パーゴワーク スラッシュヒップ 

 

ストライダープロショーツは120点。最高。今年のベストバイやな。

ラミーソックスも120点。丹後ウルトラで苦しんだマメがゼロ。プロテクトj1という皮膚保護クリームとも併用したけど、トラブルゼロ。しばらくこの組み合わせは継続やな。

ラッシュヒップ は、トレーニングでは最高だったんだけど、当日何故かお腹が緩くてお腹を締めるウエストバッグはよくないと思って肩掛けスタイルに変更。500ミリのソフトフラスコが重かったのかな?良いものなのは間違いないから使い続けるのは確定。ウルトラの時にはザックスタイルかな。ウエストよりザックのが楽。

 

で、会場に向かうも天気がどんより。富士山見えないし、霧が出てるしテンションダダ下がり。でも富士五湖道路?終わるところで突然の富士山ドン!!レース前にこの演出はテンションあがる。

富士北麓駐車場というところに車を置いてシャトルバスで10分くらい?かな。サクッと会場につくも、更衣室が見つからずうろうろ。

いつのまにかスタート15分前で、慌てて準備をして、荷物を預けてスタート列に。今回は62キロの部にクレイジーかろさんが出走するとのことだったので、スタート前に見たいなぁとかミーハー根性だしていたけれど、時間ギリギリすぎて見物出来ず。。。いつか生でカロさんみてみたい。

 

そんなこんなでスタート。今回はキロ6ちょいを保って歩きなしで完走や!と思っていたけれど、やはりレースはテンションあがってしまって抑えられてないな。3〜5キロがのラップがキロ5:30くらいになってる。楽しくてついつい上げてたんやろなぁ。反省。しかも序盤からお腹緩くなり、最初の7キロくらいのエイドでトイレタイム。その後もお腹落ち着かず、お腹の圧迫が良くないのかなと思ってウエストバッグを肩掛けスタイルに変更。これがお腹的には当たりだったようで、お腹トラブルは解決。よかった。でも今後はファーストエイドキットにビオフェルミン入れていこうかなと思った。

走ってる最中は天気良いし、暑さは丁度良く、風もあり、なにより富士山がずっと見える最高のシチュエーション。丹後の時は歩き倒したけど、今回は周りの人が歩くような坂道を走れる。我ながら成長を感じた。

なにより、桜と富士山の組み合わせは素晴らしいよね。元気になる。

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そんなこんなで富士山を望みながら楽しく走るも、40キロくらいから足が止まりだす。何度も西湖に飛び込みたくなる。ジェルで気持ち悪くなるけど、エイドの食べ物が売り切れかけててあんまり残ってなかったり……。ただ私設エイドでスイカを2切れいただいたら復活!やはり補給は大事だなぁと思い、ポケットに簡単な補給食は入れておくべきだったと反省。ジェルとエイドだけでいけるやろーというのは甘かった。というかジェルメインに据えてジェルが入らなくなったら終わるもんな。トレイルランならザックに色々詰めるけど、ウルトラマラソンだと身軽で行きたいし、難しいところ。

繰り返していくうちに自分なりの補給のまとめ方がきっとできていくんだろうな。

 

で、スイカで復活し、ちょっとペースを戻し、ゴールへ向かう。

その後はいい感じと思いきや、終盤の市街地に戻ってから緩い登りが続き、徐々に走れなくなる。ラスト7キロのエイドで味噌汁飲んだ気がする。美味しかったなぁ。ただ、そのエイドがラストで、そこからは私設エイドしかなく、小銭も忘れたから自販機も使えなく、かなり絶望感あった。コークオンアプリ対応の自販機があれば……って願ってたけど見つからず、水分やばいな…と思っていたら私設エイド見つけど助かった。次回からはちゃんと小銭を持とうと強く思った。

 

ラストに頑張れば走れる程度の緩い登りがあって、走ったり歩いたりを繰り返しつつ進む。
西湖のあたりで少し話したけどお先に~っておいていった人に追いつかれ、ちょっと話していたら、走っていけばぎりぎり8時間切れるかもという話になり、少し引っ張ってもらうも、
力尽きてペースダウン。。。
しかしスタッフの人からここから下りだよーと声をかけていただき、ラストを振り絞る。
ラストスパートで数人抜き、ガーミン計測ではラスト1キロがキロ4分49秒。頑張った。
時計を見ているとぎりぎり8時間からあふれた感じで惜しかったなーと思っていた。
でも結局リザルトは7時間59分6秒。(198位)
ぎりぎり8時間切り&ぎりぎり100番代という結果に終わりました。

ゴール後は丹後ほどふらふらにならず、こんな写真を撮る元気もある。

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ドリンクをいただいたり、豚汁をいただきつつ休憩していたら、トレイルランナーの白川選手を発見。
118キロの部で2位だったらしい。すげーわ。さすがKOUMIの覇者でチーム100マイル所属。

レース中にも声掛けさせていただいたし、せっかくならと思って写真をお願いしてみたところ、快く受けていただき写真を撮っていただいた。
YOUTUBEをよく見ていて応援している選手で声かけたのはガチオさんに続いて二人目で、なんともうれしいものです。
トレラン関係で本物を見てみたい選手の残りはくれいじーかろさんと鏑木さんと上田瑠偉さんと川崎さんやな。
ミーハーだから応援してる選手が多くて大変です。

と、まあこんな感じでゴール後も楽しんで、着替えてシャトルバスへ。
丹後の時も思ったけど着替え場所汗臭すぎて笑える。

シャトルバスで駐車場まで10分くらいかな。その後ガソリン入れていざ帰り道。
途中で海鮮丼食べて、お土産買って、新東名を爆走。
丹後に比べてゴール後にすぐ車までも戻れて、すぐに高速に乗れて、しかもほぼすべて直進。らくちん。

とても楽しいレースでした。
丹後みたいな峠走はなく、登りも走れる程度しかないからサクサク進むし、湖きれいだし。桜と富士山きれいだし、丹後より涼しいし。
あと、河口湖大橋を走ったの嬉しかったな。UTMF2019のDVDで何度も見た場所を走れているのに、グッと来た。
UTMF出るのは早くても2025年かなーとぼんやり考えていたけど、今回、富士山みていたり、今年のUTMFの動画とか見てたら、走りたくなった。
ITRAポイントを確認すると2024(次回)のポイントが足りているし、6月の奥信濃100の感触次第では、エントリーしてしまおうかな。という感じ。エントリーしても抽選落ちるかもだけど。

2020年にトレランを初めていまで3年。早いのか遅いのかわからないけれど、来年の目標はUTMFやな。
それくらい富士山の魅力がすごいし、UTMFも魅力もすごい。

 

次は奥信濃100(6/10~6/11)です。初めての100キロ。完走できるのか、リタイヤするのか。あと3週間くらい。疲労を抜きつつ気持ちを高める毎日です。

ちなみに今回、ウルトラマラソンとトレランの師匠が100キロの部にエントリーしていて、当日見かけたらよろしくーとか言われておりました。
そして私がゴールすると師匠からラインが来ていて、「もうゴールしましたよ」と書いてあり、サブ10かよ、やば。
と思ったら、38キロでリタイヤしておりました。フルマラソンにも満たない。。。
師匠は最近リタイヤばかりだから、そろそろウルトラ完走してほしいものです。


そんな気持ちになったチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンの思い出でした。

 

楽しかった!!

 

丹後ウルトラマラソンの思い出

2022年9月18日に丹後ウルトラマラソンに出走しましたので、その思い出。

 

正式名称は山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク 第21回丹後100kmウルトラマラソンの60キロの部です。長い。人生1回目のマラソンレース(ロードの大会)がいきなり60キロで、灼熱という忘れられない大会となりました。フルマラソンの大会に出ずにいきなり60キロ。2020年に知り合いと3人で鈴鹿市から伊勢神宮まで60キロ走ったことはあるけれど、その時は10時間ちょいかかってたから、それからどれぐらい進歩したのか確認できるチャンス、という気持ちと、フルマラよりウルトラマラソンの方が楽しそうだなという気持ちもあり、いつかは100マイラーを目指す上で長い距離への第一歩、という気持ちがありました。

レースの詳細は公式ページからどうぞ。https://www.r-wellness.com/tango/2022/

 

60キロの部は久美浜公園スタートで、アミティ丹後がゴール。制限時間は9時間30分。七竜峠という峠道がひとつあって中々にハードなコース。

ガーミン計測で60.47キロで獲得標高は644メートル。やはりロードのレースは距離が正確でいいね。

今回は会場が京丹後市ということで人生初の日本海?かな。なんせ三重県から遠いので、前泊で観光して、レース走ってそのまま帰宅。という行程。なかなかにロングドライブやったな。

 

では前日からの流れを。

このブログを書いているのが2023年5月で、レースは2022年9月。だいぶ記憶が薄れているけど思い出しつつ。

 

まずはレース前日の9月17日に家を出発。天気が悪かったような気がする。確か当日も天気が崩れる予報だったから雨対策で直前にキャップを買ったような気がする。

ただ天気予報は外れて結局前日当日ともにいい天気だった。いい天気すぎたからキャップはあって正解だったけど。笑

道の駅京丹波まではノンストップ?トイレは寄ったかな。とりあえずそこまでめぼしいスポットはなく、ドライブ。道の駅では鯖寿司、おにぎり、牛串?とか色々食べてカーボローディング。レースに向かう時はカーボローディングといえば食べ放題だから気持ちいい。

そのあとは丹波ジャージー牧場に行ってソフトクリーム食べて旅行を満喫。

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それから宿に向かいつつ、コンビニで翌日の朝食やらを買い漁り、宿に到着。

宿の目の前がレースのコースになっていたから下見がてら散歩。コースになっているどころか目の前がエイドステーションだったのは笑えた。

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で、これは朝日。準備をしつつ、100キロの選手が走っていくのをなんとなく見つつ的な感じ。スタートは9:00なので、8:20分頃にスタート会場の久美浜公園に到着。

受付らしい受付はなく、入り口で参加賞等を受け取るのみ。なんか体調管理アプリみたいなのは見せたかな。

60キロの部について、車を置く場所が2パターンから選べて、

①ゴール場所で100キロの部のスタート会場のアミティ丹後に駐車して荷物を置いて、シャトルバスでスタートの久美浜公園に向かう方法

②60キロの部のスタート地点の久美浜公園に車を置いて、手荷物は運営に運んでもらい、アミティ丹後にゴール後に荷物を受け取って、シャトルバスで久美浜公園に戻る方法

我々は②を選びました。宿からアミティ丹後が遠いのと、100キロの人も車を置くから駐車場足りないと困るな、という理由です。

 

では簡単に当日の装備を。

頭:ナイキのキャップ→途中からバフ

メガネ:Zoffのスポーツグラス(度なし色なし)

Tシャツ:ノースフェイスのドライドット?かなオレンジ色でスケスケの涼しいやつ。

インナー:ファイントラックのドライレイヤークール

パンツ:ニューバランスのランパン(青色)

インナーパンツ:インナーファクトのシームレスインナーショーツ(変態パンツ)

ソックス:R×Lの5本指。タイプMSだったかな。滑り止め付き。

シューズ:ミズノ ウェーブライダー25

ザック:サロモンのアドバンスハイドラベスト 4リットル

ゼッケンベルト:デカトロン

 

ロードレースだから必携品は大したことないけど、熱い想定でミネラル補給で塩分タブレットとか梅干しとか、ジェル(ウィンゾーン)も数本。あと500mlのソフトフラスコ1本かな。

 

レースの状況はというと、とにかく暑かった。熱かった。スタート時点で35.8度。熱かった。ウルトラランナーみゃこさんがいて、60キロの部のレース動画がYouTubeにあるけど、そこでスタート時点で市長が35.8度って言ってるから間違いない。まじで熱かった。

何を隠そう私は汗かきで暑がり。レース前の2週間前に30キロ走しようかなと思って出発したら汗かきすぎと水分補給足りないのが原因と思われる血尿を出して25キロでリタイヤしています。途中のコンビニでびっくりしたね。笑

それもあってレース当日はとにかく水分取ろうと思い、エイドごとにソフトフラスコほぼ満タンにしてエイド間でチビチビ飲みつつ、トイレで尿の状態の確認を徹底することにしました。

 

スタートしてから海沿い?久美浜湾だったかな、それ沿いに程よくアップダウンありつつ、つらつらと流れに任せつつ進む。同行者はささーっと進むが、そもそも、レベルが違う自覚があるので、マイペース。2キロもたたずに離れ、ゴールまで会うことはなかった。ちなみに年代別1位とってた。すごい。

ずっと海沿いで中々元気に進んでいたけれど、15キロくらいから七竜峠に入り、暑さでグロッキーなのと、右脚の付け根が痛くなり、たらたら歩き出した。山頂付近のエイドにメダリストジェルがあるはずだから、と思って頑張るも、エイドに姿がない。100キロの部の人で売り切れたんやろなきっと。60キロの部の分も用意して欲しかった。。。

峠を走っている時に救急車が走っていって、過酷な暑さやなぁ…と、びびったりもした。

峠を下ると海沿いで、日本海がすごかった。これが世界遺産ジオパークなのかな、とか思う余裕が少しあった気がする。

20キロちょいのエイドでうどんがあってとても美味しかった。ただやはり暑さでかなりふらふら。エイドごとに水被りまくり、水浴びしまくり。その後に持っていってた梅干し(カリカリ梅的なの)を齧ってたらお腹の具合が変になった気がしてそれ以降は梅干しなし。一気に齧りすぎたのが原因かな。梅干しがよくなかったのか、暑さが良くなかったのかは、不明のまま。

なんだかんだ進みつつ、32.5キロの関門で制限時間がまあまあ迫っているのに気づいて焦り、そこからちょっと頑張る。というかそこまで歩きすぎた。それ以降は走れる範囲で走り、ちょっと歩いて休憩して、また走って、の繰り返しで進んでいると、そろそろ関門は大丈夫なところまで来る。

そのあたりから、なんとかゴールまでいって、ラスト5キロはラストスパートかけようかなという気持ちに切り替える。つまり丁寧に進む。

ウルトラマラソンとトレイルランの師匠曰く、ラストスパートで、飛ばして追い抜くの気持ちいいとのことなので、そのためにゆっくり進む。

ラスト5キロからは死ぬ気で走り、ほぼ下りと平坦しかないのもあり、ラスト5キロだけなら平均キロ6分切るくらいは出せてたのでめっちゃ抜いた。

私設エイドの方の「このお茶を飲むとゴールまで走れる魔法のお茶ですよ〜」って声かけに対して、「ダッシュします!」って返答したのは、アドレナリン出てたんだと思う。

ゴールテープを切る直前まで1人でも抜く、って感じで最後までダッシュでなんとか無事ゴール。人生初ウルトラ完走なので、写真買った。優勝したかのような雰囲気。笑

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ゴール直後はダッシュの影響でふらっふら。40分くらい前にゴールした同行者に助けてもらいつつひと段落。出し切ったー。って感じ。

ゴール後に体育館で着替えるんだけど、汗だくのおじさんたちの更衣室。すっごい臭かった。笑

まあ当たり前か。笑

へろへろになりつつなんとか着替えて、シャトルバスで久美浜公園に向かう。これが長かった。バスの発車までとバスに乗ってから合計で40分くらいかな。スタートとゴールが違うと不便やな。

帰路に着いたのはもう暗かったから7時くらい?かな。そのまま帰るにも2人とも腹ペコなので途中でコンビニに寄ってイートインスペースで食べまくり。めっちゃ食った気がする。ただし疲れすぎてほぼ写真なし。全然思い出せない。笑

結局家についてたのは11時半くらいかな。ぎりぎり日を跨がずに帰宅してひと段落でしたとさ。

楽しい初ウルトラマラソンでした。100キロもいつかは出たいと思いつつ、高速が不便なのと暑いのとタイミング的にトレイルのレースで出たいのと重なるし、かなり先かな。笑

 

全体を振り返っての反省。

 

①右脚付け根の痛みについて。

このレースの前に入道ヶ岳の北尾根コースのタイムアタックでなんか痛いなーと思ったけど放置。このレースでも痛むも放置。この次の忍者トレイルランでも痛くなる。関節系の痛みは都度都度対処すべきということを学んだ。忍者トレイルラン以降はYouTubeでストレッチ動画みて色んなストレッチに取り組み中。長距離は身体の柔軟性必須やわ。

②足の裏の肉刺。マメ。

家に帰って足の裏の見たら水脹れだらけ。しかも両足。暑さにやられそうになって水浴びしまくって靴までびしょ濡れにしたのが原因。水浴びしても靴は濡らさないのは鉄則と知った。あとはソックスを変えたのと、レース前に保護クリームを塗ることにした。ソックスはインナーファクト。いろんなブログやらでインナーファクトなら間違いない。とのことでとりあえず試してみることに。このブログを書いている直前に出た富士五湖の63キロで、シューズは変えずにソックス変更+保護クリーム(プロテクトJ1)と靴を濡らさない。をしてみたら足裏トラブルなし。今後はトラブル起きるまでこの組み合わせで行くことに決定。

半年後たって、このレース以降にトレイル48キロとロード62キロ走って反省点は対処済みかな。という感じ。

このままひとつずつ対処して、目指すは100マイラー

 

というわけで、丹後ウルトラマラソンの思い出でした。

こんな感じ。

次は富士五湖かな。

2022年ニンジャトレイルランの思い出

2022年11月6日に忍者トレイルランのロング48キロに出走しましたので、その思い出。

この付近はレース続きでその締めくくりレースだったので、今思い出すと中々疲労あったのかな、と。

 

9月18日 丹後ウルトラ60キロ(ロード)

10月7日〜10月8日 LAKE BIWA100(ボランティア)

10月8日〜17日 virtual UTMF(10日で165キロ)

10月16日 かもしかマラソン10キロ(ロード)

11月6日 ニンジャトレイルラン48キロ(トレイル)

 

こんな感じ。ボランティアをしれっと混ぜて量を増やしてるけど、まあ楽しく大変な3ヶ月だったなと。この期間にレイクビワのマーキングとニンジャの後半の試走してるし、詰め込んだなぁ。

それぞれまた個別に思い出を書こうと思います。

 

忍者トレイルランについて書いていきます。

私は三重県鈴鹿市在住なので、近く(近隣市町)でやっているレースはこの忍者トレイルラン、多度山トレイルラン、養老山地トレイルランの3つがわかりやすいところ。前泊も後泊も不要でコスパがよく、特に忍者トレイルランはコースが走りやすくトレラン始めたての頃に何回も行っていてなかなかいいコース。特にショートで使っている20キロは気持ちよく走れる部分ばかりでかつロード区間ほぼなしなので、とてもいい。トレラン始めたのが2020年で、2年越しでやっと出走できたレース。

 

コースの詳細は公式ページ(https://ninjatrailrun.com/about/)のとおり、ロングは48キロで制限時間は10時間。獲得標高は2500メートルとのこと。

ガーミン計測によると、45.51キロで、獲得標高は2637メートル。2.5キロくらい短い。ロードでこれだとえらいことだけど、トレイルならあるあるなんでしょうな。きっと。笑

 

では当日の流れを。

 

AM4:00頃に起床。軽く朝食をいただいた。確かおにぎりと味噌汁的な感じ。腕にはサインペンで恒例の落書きをいただき、気合をいれる。

1時間半くらい?もうちょい短いかな、それくらいでスタート/ゴール会場のさるびの温泉に到着。早朝だから道も空いているしね。駐車場はとても近いところを割り当ててもらえてラッキーだった。ちょっと離れたところに割り当てられてシャトルバス的な感じの人もいたはず。

めっちゃ気温低かった気がする。1桁だったかな。

車内でだらだらしながら時間を潰して、明るくなってから、6時前くらいに受付へ向かいました。

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必携品確認ありとの案内だったのでちょっと緊張していたら、確認はマイカップとザックのみ。ザックを確認ってなんじゃいと思ったけど、ウエストバックだと必携品が絶対入らないから最低限ザックはもってね、ってことなんかな。

ロングはスタートが7:00で、その前に6:00からIGAGOEという50キロでコースは当日発表?ていうミステリーツアーがスタートだったので、そのスタートを見物に。

シガウマラ族の族長さんがすごく派手なウェアでスタートしていらっしゃったのだけ覚えてる。

 

トイレを済ませたり、なんだかんだりしながら7:00になりスタート。

装備品をざっくりと。

頭:バフ

メガネ:Zoffのスポーツグラス(度なし色なし)

Tシャツ:ノースフェイスのドライドット?かなオレンジ色でスケスケの涼しいやつ。

インナー:ファイントラックのドライレイヤークール

アームカバー:アールエル

パンツ:ニューバランスのランパン(青色)

インナーパンツ:インナーファクトのシームレスインナーショーツ(変態パンツ)

ソックス:タビオのソックス(5本指メリノウール)

シューズ:テレックスアグラビックウルトラトレイルランニング

ザック:サロモンのアドバンスドスキン12リットル

ゼッケンベルト:デカトロン

 

こんな感じ。あとは必携品の諸々。正式名称とかは自分の備忘録扱いだから、まあこんなもん。

 

で、スタートしてまずはロード。みんなすごい勢いで突っ込んでいく。直後の登りの渋滞対策だろうなーと思いながらマイペースで進む。丹後のウルトラで自分のペースを守ることが大切と学んだので、心拍数の表示を見ながらペースコントロール。でもやっぱりレースのスタートは突っ込みたくなるよね。テンション的に。

そして西教山に向かう最初の登りで靴紐解けてるのに気がついて結びなおし。

練習でも大会でも走ってる最中に靴紐が解けるのはこれっきりかな。不思議や。ゴールキーパー的に靴紐解けるのは致命的(グローブしてるから結び直すの大変)だから気をつけてるはずなんだけどね。レースは普段と違うことが起きるもの、と言えばそんな感じか。

このレースでトレランの大会は4回目だからまだまだ初心者。

 

最初のエイドまでは何回も通った道だし気楽に周りのペースに合わせる感じ。西教山の山頂で写真を撮る余裕もある。

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道の駅いがに向かう下りで何人かと抜きつ抜かれつながら林道に出る。道の駅いがの付近を通り過ぎて名阪をくぐり、柘植地区市民センターのエイドでおにぎり等をいただいていたら隣にかた焼きが置いてあって、かた焼きを知らない人が手にとって頑張って噛み砕いてた。かた焼きとはとても硬いお煎餅的なもの。マジで硬い。こんなものエイドに置くなよって思ったけどご当地ものだし思い出には残るんだろうね。

柘植地区市民センターの前後はまあまあロード多め。ゆるゆるとジョグ。ログを見るとキロ5から6くらい。旗山あたりを登っていると、右脚の付け根が痛い。丹後ウルトラの登りでも痛かったところ。やっぱり登りで痛くなるなぁと思いつつペースダウン。ストック使ってサクサク登っていく人見て羨ましかった。これは良くないからレース後に色々調べて改善しなきゃな、と思ってた。

奥余野公園に向かう下りは気持ちよく走って、エイドでコーラ飲んで油日岳に向かう。ここ登ったらあとの登りは復路の西教山だけ、と気合いを入れるもやっぱり右脚の付け根が痛くてゆっくり歩くのみ。しんどかった。

油日岳は山頂を通らず手前で折り返して奥余野公園のエイドに向かう。この折り返しからはLAKEBIWA100のコースと重なってるなーと思いつつ出来る限り頑張って下る。

エイドでコーラ飲んで柘植地区市民センターに向かう。途中から一緒になったら方とおしゃべりしながらロードを走る。話し相手がいるとあっという間に進んでいいな。数人抜かした気がする。

いい感じで、柘植地区市民センターのエイドに到着。油日岳からここまでいいペースでこれたなと思って老婆心が出てしまい、エイドの滞在時間を減らして順位アップを目論む。LAKEBIWAのコース整備で丹羽さんからエイドの滞在時間を減らすことが順位をあげる近道と聞いたのでこれしかない!と思ったのが大失敗。

エイドでちっさいおにぎり数個をポケットに捩じ込みバナナ1本食べて颯爽とエイドを出る。

名阪国道を潜って林道を進む。登り。パワーが出ない。ここで補給不足を自覚する。

トップ選手の真似事なんかするもんじゃないな、と反省。

慌てて持っていた柿ピーやらナッツやらを慌ててねじ込むも手が痺れてくる。ハンガーノック的な感じだなぁと思いつつ、ヘロヘロで進む。エイドで上げた順位もお釣りがくるくらい下がる。どんどん抜かれる。

西教山さえ過ぎればあとは下りだから、と言い聞かせてフラフラ進む。田代湖を過ぎて最後のエイドでコーラを飲み、ほぼ降りの走れるトレイルでラストスパート。このスパートで20人くらい抜いたはず、数える余裕すらある。ここまで余力を残してラストスパートってイメージでフラフラで我慢した分爆走できて気持ちよかった。

まあそもそもちゃんと補給したらもうちょい早かったのに…というのは当然の反省。

結果は8:12で122位。完走は202人だから半分より後ろ。なんともへぼい結果。

次に出る時は7時間切りくらいが目標かな。何年後かわからないけれど。

レース後はさるびの温泉でさっぱり。エントリー費が入浴料込みだからゼッケン見せたらタダで入れる。エントリー費で先払いしてるんだけど、お金払わずに入れるのはお得感ある。

脱衣所で、シガウマラの族長さんに話しかけてみた。レース中と後はテンション上がっててコミュ力が1.5倍くらいで話せてしまう。不思議。

族長さんはお疲れにも関わらず気さくに会話に応じてくれて、優しかった。

 

お風呂を出て、帰路に着く。コンビニによってプロテインとか買って食べながら帰宅。18時くらいかな。48キロのレース走って温泉入ってもまともな時間に帰って来れる。忍者トレイルランは三重県民にはコスパの良いレースやな。

楽しいレースでした。

 

さて、全体を振り返っての反省。

①丹後ウルトラで痛くなった右脚の付け根について、なんの対処もしておらず、当然今回も痛い。

これについては腸腰筋の問題と考え、ストレッチとトレーニングをやってみて、半年後の富士五湖ウルトラで痛みなし、7時間くらいのトレイルでも痛くならないから継続してストレッチとトレーニングはしていきます。

②補給については言わずもがな、ちゃんと食べるようにする。それだけ。カロリーとらなきゃ動けないという当たり前のことを再認識しました。

 

大きな反省はこんなもんかな。

このブログを書いているのが5月だからレースから半年後、反省は日々のトレーニングにも生かされています。

 

というわけで忍者トレイルラン2022の思い出でした。

 

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次は丹後の思い出かな。