丹後ウルトラマラソンの思い出

2022年9月18日に丹後ウルトラマラソンに出走しましたので、その思い出。

 

正式名称は山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク 第21回丹後100kmウルトラマラソンの60キロの部です。長い。人生1回目のマラソンレース(ロードの大会)がいきなり60キロで、灼熱という忘れられない大会となりました。フルマラソンの大会に出ずにいきなり60キロ。2020年に知り合いと3人で鈴鹿市から伊勢神宮まで60キロ走ったことはあるけれど、その時は10時間ちょいかかってたから、それからどれぐらい進歩したのか確認できるチャンス、という気持ちと、フルマラよりウルトラマラソンの方が楽しそうだなという気持ちもあり、いつかは100マイラーを目指す上で長い距離への第一歩、という気持ちがありました。

レースの詳細は公式ページからどうぞ。https://www.r-wellness.com/tango/2022/

 

60キロの部は久美浜公園スタートで、アミティ丹後がゴール。制限時間は9時間30分。七竜峠という峠道がひとつあって中々にハードなコース。

ガーミン計測で60.47キロで獲得標高は644メートル。やはりロードのレースは距離が正確でいいね。

今回は会場が京丹後市ということで人生初の日本海?かな。なんせ三重県から遠いので、前泊で観光して、レース走ってそのまま帰宅。という行程。なかなかにロングドライブやったな。

 

では前日からの流れを。

このブログを書いているのが2023年5月で、レースは2022年9月。だいぶ記憶が薄れているけど思い出しつつ。

 

まずはレース前日の9月17日に家を出発。天気が悪かったような気がする。確か当日も天気が崩れる予報だったから雨対策で直前にキャップを買ったような気がする。

ただ天気予報は外れて結局前日当日ともにいい天気だった。いい天気すぎたからキャップはあって正解だったけど。笑

道の駅京丹波まではノンストップ?トイレは寄ったかな。とりあえずそこまでめぼしいスポットはなく、ドライブ。道の駅では鯖寿司、おにぎり、牛串?とか色々食べてカーボローディング。レースに向かう時はカーボローディングといえば食べ放題だから気持ちいい。

そのあとは丹波ジャージー牧場に行ってソフトクリーム食べて旅行を満喫。

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それから宿に向かいつつ、コンビニで翌日の朝食やらを買い漁り、宿に到着。

宿の目の前がレースのコースになっていたから下見がてら散歩。コースになっているどころか目の前がエイドステーションだったのは笑えた。

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で、これは朝日。準備をしつつ、100キロの選手が走っていくのをなんとなく見つつ的な感じ。スタートは9:00なので、8:20分頃にスタート会場の久美浜公園に到着。

受付らしい受付はなく、入り口で参加賞等を受け取るのみ。なんか体調管理アプリみたいなのは見せたかな。

60キロの部について、車を置く場所が2パターンから選べて、

①ゴール場所で100キロの部のスタート会場のアミティ丹後に駐車して荷物を置いて、シャトルバスでスタートの久美浜公園に向かう方法

②60キロの部のスタート地点の久美浜公園に車を置いて、手荷物は運営に運んでもらい、アミティ丹後にゴール後に荷物を受け取って、シャトルバスで久美浜公園に戻る方法

我々は②を選びました。宿からアミティ丹後が遠いのと、100キロの人も車を置くから駐車場足りないと困るな、という理由です。

 

では簡単に当日の装備を。

頭:ナイキのキャップ→途中からバフ

メガネ:Zoffのスポーツグラス(度なし色なし)

Tシャツ:ノースフェイスのドライドット?かなオレンジ色でスケスケの涼しいやつ。

インナー:ファイントラックのドライレイヤークール

パンツ:ニューバランスのランパン(青色)

インナーパンツ:インナーファクトのシームレスインナーショーツ(変態パンツ)

ソックス:R×Lの5本指。タイプMSだったかな。滑り止め付き。

シューズ:ミズノ ウェーブライダー25

ザック:サロモンのアドバンスハイドラベスト 4リットル

ゼッケンベルト:デカトロン

 

ロードレースだから必携品は大したことないけど、熱い想定でミネラル補給で塩分タブレットとか梅干しとか、ジェル(ウィンゾーン)も数本。あと500mlのソフトフラスコ1本かな。

 

レースの状況はというと、とにかく暑かった。熱かった。スタート時点で35.8度。熱かった。ウルトラランナーみゃこさんがいて、60キロの部のレース動画がYouTubeにあるけど、そこでスタート時点で市長が35.8度って言ってるから間違いない。まじで熱かった。

何を隠そう私は汗かきで暑がり。レース前の2週間前に30キロ走しようかなと思って出発したら汗かきすぎと水分補給足りないのが原因と思われる血尿を出して25キロでリタイヤしています。途中のコンビニでびっくりしたね。笑

それもあってレース当日はとにかく水分取ろうと思い、エイドごとにソフトフラスコほぼ満タンにしてエイド間でチビチビ飲みつつ、トイレで尿の状態の確認を徹底することにしました。

 

スタートしてから海沿い?久美浜湾だったかな、それ沿いに程よくアップダウンありつつ、つらつらと流れに任せつつ進む。同行者はささーっと進むが、そもそも、レベルが違う自覚があるので、マイペース。2キロもたたずに離れ、ゴールまで会うことはなかった。ちなみに年代別1位とってた。すごい。

ずっと海沿いで中々元気に進んでいたけれど、15キロくらいから七竜峠に入り、暑さでグロッキーなのと、右脚の付け根が痛くなり、たらたら歩き出した。山頂付近のエイドにメダリストジェルがあるはずだから、と思って頑張るも、エイドに姿がない。100キロの部の人で売り切れたんやろなきっと。60キロの部の分も用意して欲しかった。。。

峠を走っている時に救急車が走っていって、過酷な暑さやなぁ…と、びびったりもした。

峠を下ると海沿いで、日本海がすごかった。これが世界遺産ジオパークなのかな、とか思う余裕が少しあった気がする。

20キロちょいのエイドでうどんがあってとても美味しかった。ただやはり暑さでかなりふらふら。エイドごとに水被りまくり、水浴びしまくり。その後に持っていってた梅干し(カリカリ梅的なの)を齧ってたらお腹の具合が変になった気がしてそれ以降は梅干しなし。一気に齧りすぎたのが原因かな。梅干しがよくなかったのか、暑さが良くなかったのかは、不明のまま。

なんだかんだ進みつつ、32.5キロの関門で制限時間がまあまあ迫っているのに気づいて焦り、そこからちょっと頑張る。というかそこまで歩きすぎた。それ以降は走れる範囲で走り、ちょっと歩いて休憩して、また走って、の繰り返しで進んでいると、そろそろ関門は大丈夫なところまで来る。

そのあたりから、なんとかゴールまでいって、ラスト5キロはラストスパートかけようかなという気持ちに切り替える。つまり丁寧に進む。

ウルトラマラソンとトレイルランの師匠曰く、ラストスパートで、飛ばして追い抜くの気持ちいいとのことなので、そのためにゆっくり進む。

ラスト5キロからは死ぬ気で走り、ほぼ下りと平坦しかないのもあり、ラスト5キロだけなら平均キロ6分切るくらいは出せてたのでめっちゃ抜いた。

私設エイドの方の「このお茶を飲むとゴールまで走れる魔法のお茶ですよ〜」って声かけに対して、「ダッシュします!」って返答したのは、アドレナリン出てたんだと思う。

ゴールテープを切る直前まで1人でも抜く、って感じで最後までダッシュでなんとか無事ゴール。人生初ウルトラ完走なので、写真買った。優勝したかのような雰囲気。笑

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ゴール直後はダッシュの影響でふらっふら。40分くらい前にゴールした同行者に助けてもらいつつひと段落。出し切ったー。って感じ。

ゴール後に体育館で着替えるんだけど、汗だくのおじさんたちの更衣室。すっごい臭かった。笑

まあ当たり前か。笑

へろへろになりつつなんとか着替えて、シャトルバスで久美浜公園に向かう。これが長かった。バスの発車までとバスに乗ってから合計で40分くらいかな。スタートとゴールが違うと不便やな。

帰路に着いたのはもう暗かったから7時くらい?かな。そのまま帰るにも2人とも腹ペコなので途中でコンビニに寄ってイートインスペースで食べまくり。めっちゃ食った気がする。ただし疲れすぎてほぼ写真なし。全然思い出せない。笑

結局家についてたのは11時半くらいかな。ぎりぎり日を跨がずに帰宅してひと段落でしたとさ。

楽しい初ウルトラマラソンでした。100キロもいつかは出たいと思いつつ、高速が不便なのと暑いのとタイミング的にトレイルのレースで出たいのと重なるし、かなり先かな。笑

 

全体を振り返っての反省。

 

①右脚付け根の痛みについて。

このレースの前に入道ヶ岳の北尾根コースのタイムアタックでなんか痛いなーと思ったけど放置。このレースでも痛むも放置。この次の忍者トレイルランでも痛くなる。関節系の痛みは都度都度対処すべきということを学んだ。忍者トレイルラン以降はYouTubeでストレッチ動画みて色んなストレッチに取り組み中。長距離は身体の柔軟性必須やわ。

②足の裏の肉刺。マメ。

家に帰って足の裏の見たら水脹れだらけ。しかも両足。暑さにやられそうになって水浴びしまくって靴までびしょ濡れにしたのが原因。水浴びしても靴は濡らさないのは鉄則と知った。あとはソックスを変えたのと、レース前に保護クリームを塗ることにした。ソックスはインナーファクト。いろんなブログやらでインナーファクトなら間違いない。とのことでとりあえず試してみることに。このブログを書いている直前に出た富士五湖の63キロで、シューズは変えずにソックス変更+保護クリーム(プロテクトJ1)と靴を濡らさない。をしてみたら足裏トラブルなし。今後はトラブル起きるまでこの組み合わせで行くことに決定。

半年後たって、このレース以降にトレイル48キロとロード62キロ走って反省点は対処済みかな。という感じ。

このままひとつずつ対処して、目指すは100マイラー

 

というわけで、丹後ウルトラマラソンの思い出でした。

こんな感じ。

次は富士五湖かな。