奥信濃100の思い出

2023年6月10日、11日開催トレイルランニングレース、奥信濃100の100キロの部に出走したので、その振り返り。

 

なお、正式名称はそのまま「奥信濃100」シンプルでいい。コースプロファイル等は公式サイトをどうぞ

https://okushinano100.com

 

ロングトレイルだと○○100みたいなレースが多くて、100キロなのか、100マイルなのか初見ではわからなかったりする。

ちなみに奥信濃100は50キロの部と100キロの部とキッズの部がある。100という数字は、奥信濃の自然が100年続きますように、的な願いが込められているらしい。

トレイルランニングが一般的に認知され始め、たくさんのレースが生まれては消えているけれど、山や自然は昔からあって、この先もあり続ける。

でも良い自然を保つため、山は管理が必要で、放置されて登山道が消えれば管理するための人の手も入らなくなってしまいます。

レースを実施してコース整備をして、登山道も整備して山を守って共存する。とても素敵なことだと思います。

そんなことに魅力を感じたのと、ガチオさんのレース動画を見て、エントリーを決めました。

 

結果は20時間8分で、95キロの糠塚エイド③で関門アウト。38分足りなかった。

初の100キロレースは残念な結果に終わったけど、楽しかったし、いろんな学びも経験もあったから、長いブログになります。

 

6/10(土)のAM5:00スタートで、6/11(日)AM2:00が最終関門で、きっと完走できても関門ぎりぎりだから、前泊・後泊が必要と判断し、宿は二泊三日で確保。

レース会場のパノラマランド木島平に宿泊施設があるけど、エントリー時には宿の予約ができず、4月からしら予約不可と言われたので、そこはあきらめ、別の場所に取りました。

スタート・ゴール会場から20分くらいだし、近くもなく、遠くもないという感じ。

 

~準備編~

これまで、トレイル48キロ、ロード62キロが最長なので、距離も時間も大幅に自分の最長を更新するので、気合をいれて、いろいろ準備しました。

とりあえず長時間のトレイルでの行動に慣れるため、トレイルはLAKEBIWA100のコースに通うことにしました。

入道が岳から入って県境まで行ってそこから安楽峠に向かうピストン(何回かチャレンジするものの安楽峠には辿り着けず。。。)や、野登山に抜けて東海自然歩道で戻るコースなど、行ったことがないコースをうろうろとしていました。

本当は安楽峠まで行って東海自然歩道で戻る、とか鈴鹿セブン縦走とかしたかったけれど、なかなか難しく断念。

また、4月の富士五湖の62キロもポイント練習という気持ちを持ちつつ挑みました。

ナイトパートがあるレースが初めてなので、眠気も含めて練習しようと思い、朝から普通に仕事をして、仮眠なしで深夜12時に出発し、1時くらいから入道が岳に行ってみました。

暗いし怖いし眠いし、でもいい経験になったのは間違いない。なんでも試すのは大事だなと思いました。

レースの二週間前には、入道が岳でストラバのセグメントチャレンジで追い込んで、帰りは7キロくらいの林道駆け下り(ちょっとレースを意識した)もしました。

セグメントは9位だったかな。ギリギリトップ10入りしたし、レースに向けてちょっと気持ちが前向きになった。

あと奥信濃はポールOKの大会だから、SINANOのトレランポールを買って、3,4,5月のトレランはほぼ毎回使って体に馴染ませた。身長高くて体重重いからポールにはとても助けられたなと思う。

レースの恒例だけど、エイドの距離とか関門時間を書いてもらって準備完了。的な感じ。今回はエイド間の獲得標高も記載した。

なかなか参考になったし、これからも毎回書いてもらうべきやな。なので、よろしくお願いします。

 

 

~前日編~

 

前日受付なので、朝9時に出発。前日受付なので、というか当日受付でも前日に出発して前泊するけどね。車中泊とか徹夜でレースとか、無理ですな。できる人はすごいと思う。

川越から高速乗って、恵那峡のSAで昼食。注文してから気づいたけど、3年前に麻績村のレース出た時にも恵那峡に寄っていて、同じものを注文していた。

ワンパターン人間です。笑

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3年前と同じものをおいしくいただき、お土産を物色し、先に進む。次はみどり湖PAによってトイレ休憩。二回目の昼食しようかなとか一瞬思ったけどさすがにやめて、ソフトクリームを食べました。

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高速から見える山が雄大で、三重の山とはスケールが違うなーかっこいいなーと思ったり、流し見している煉獄さんかっこいいなーとか、考えつつ、受付会場に到着。

信濃100と言えば、、、的な大きな旗にみんなの寄せ書き。完走するぞ!と決意を書き込んだ。

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その後ボランティアの人に「LAKEBIWAのシャツですよね?完走されたんですか?」と期待度通りのリアクションを受けたので、「ボランティアなんですよ」って返したら、「猛者が登場したと思ったのに。。。」と残念がられた。笑

受付で必携品チェックがあるので、ザックを持って向かう。去年は「レインジャケット・ライト」の確認のみぽかったから気を抜いていたら、携帯コップも追加されていて、車にとりに戻る。

携帯コップはパンツのポケットに入れる派だからザックには入れていなかったのです。

無事にレインジャケット・ライト(予備電池)携帯コップを確認してもらい、受付でゼッケンと参加賞(靴下と手ぬぐい)をゲット。

いろんなブースが出ていて、ちょっとふらふらしていたら、モントレイルのブースでアンケートに答えたらくじ引き有りますとのことだったから、当然参加。

結果は3等で、ザックに外付けするゴミ袋だった。わりとうれしい。でも今使っているゴミ袋もかわいくてお気に入りだし、どっちも使おうかな。

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ちなみに会場の宿はめっちゃ近くて、もし次回出るならめんどくさがらずに近くを確保しようと思った。

 

車で20分くらいかけて宿にチェックイン。チェックアウトが10時と聞いていたが、レース後はちょっとでも長く寝たいので、チェックアウトを遅らせられないか聞いてみたけど、即断られた。まあルールなら仕方ないわな。

チェックインの時に隣の人がサロモンのシューズを履いていたから明日のレースですか?と聞いたら違った。お互い気まずかった。笑

宿に荷物を置いて、ゆっくりしつつ、夕食の場所を検索。少し歩いたところの定食屋さんがよさげだったから、そこに行って焼肉定食大盛。うまかった。

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宿に戻り、温泉入って、レースの準備して、ストレッチして8:30に床につく。運転の疲れからか、すぐ眠れた。

朝は2:45起き!早い!

 

~当日編~

無事寝坊もせず、起床。おにぎりとみそ汁飲んで、ヴァームのゼリーを飲んで、トイレに籠るも大が出なかった。これがレースに影響を与えるとは...

その時はエイドでしたらいいやーと能天気に思って準備を進める。

装備は以下の通り。今回は多いな~

 

キャップ:マイルストーン

サングラス:オークリー プリズムトレイル

ウェア:パタゴニア キャプリーン(背面メッシュ)

インナー:ファイントラック ドライレイヤークール

パンツ:パタゴニア ストライダープロ

インナーパンツ:インナーファクト 変態パンツ(シームレスなんちゃら)

アームカバー:アールエル

手袋:ワークマン 指ぬきグローブ

ソックス:インナーファクト アクシオ

時計:ガーミン エンデューロ

ゼッケンベルト:デカトロン

シューズ:テレックスアグラビックウルトラトレイルラン

シューズ2:アルトラ オリンパス

ポール:シナノ

ザック:サロモン ADVSKIN12リットル

ウェストバッグ:パーゴワークス ラッシュヒップ

ヘッドライト:ペツル スイフトRL

携帯コップ:デカトロン

ソフトフラスコ:サロモン×2

ハードフラスコ:デカトロン

レインジャケット:ノースフェイス ストライクトレイル

レインパンツ:モンベル

ウィンドシェル:ノースフェイス スワローテイルベント

補給食:柿ピー、ウイダーカロリーメイトゼリー、塩分タブレット、羊羹、ナッツ類、アミノバイタル(粉)、経口補水液、無印バウム(デポ)ザバスドリンク(デポ)

レインとウィンドシェルは出番なし。

 

荷物をまとめて会場に向かう。途中で明らかにレースに向かう車を発見したので、ついていく。レースでもなんでも、前にいる人についていくだけというのは大変楽でいい感じ。

会場について準備をすませ、いざスタート場所へ。

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すごい大人数でそわそわする。とりあえず地面に座って周りをきょろきょろしていると、すぐ近くの男性のポールが破損する瞬間を見てしまった。これは自分だったら最悪だなと思った。

さすがにポールの予備は普通用意しないしなぁ。でもレース中にポールなくなったらと思うとぞっとするし、中国製の激安でもいいから一応持っておいたほうがいいかもとも思ったりした。

1分前から長めのカウントダウンが始まり、AM5:00にスタート。前のほうの人はガンガンに飛ばしているのが遠くに見えたけど、初の100キロで突っ込むと絶対につぶれると思って、抑えて進む。むしろ抑えすぎたまである。

A1夜間瀬(13キロ)に到着し、まずはトイレに行こうとしたら大渋滞。15分から20分くらい並んでしまい、エイドを出るときにはほぼ最後尾。しかもバナナが売り切れていた。悲しかった。スイーパーさんが出発準備してるのはなかなかなプレッシャーだった。

 

そこからスタート地点(デポバッグ有り)まで高社山を登って降りる。500mくらいアップかな。つぶれない程度に数人抜いて、ペースを保ちつつ27キロ地点のスタート会場に戻る。

ちょっと足が痛いのと地面がどろどろでテレックスでは滑るので、オリンパス4に履き替えて、ドリンク補充して、補給食追加して、無印良品のバウム食べつつザバスプロテイン飲んで...って色々しすぎて時間使いすぎた。食べたり飲んだりは次のエイドまでの5キロで済ますべきだったな。そしたらここで10分は削れた。

でもかなり気温上がっていて、この先1000m以上登りっぱなしだし補給も休憩も必要だったし、難しい。

スタート地点を後にしてA2糠塚エイド①(33キロ)に向かう。多分ここが一番つらかった。熱いし。熱いし。とにかく熱い。

次のエイドでリタイヤも一瞬よぎったけど、ここまで来てカヤノ平を楽しまずに帰るのは勿体なさすぎる!と思って頑張った。

糠塚エイドにおにぎりがあるから食べるぞと意気込んでいたらおにぎり売り切れ...ショックすぎたのが伝わったのか、二回目・三回目用のストックを出してくれた。

嬉しくてその場で2つ食べ、ポケットに1つ入れて進む。ここでもエイドを出るときにスイーパーさんが出発準備してた。

ここからが奥信濃100のメインその1。カヤノ平にに向かう沢沿いの登り。このレースのために切り開いて整備したコースでドボンあり渡渉あり、ドロドロありの最高のコースだった。

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三重県では体験できない最高のロケーションで、綺麗で、豊かで、とても楽しかった。ちょっと楽しすぎて時間を余分に使ったかもしれない。

でも楽しみつつも何人か抜いて、ポール最高やなと思った。1000mを一気に登るのは人生初だけど、割と楽しみつつ登れたのは、ポールのおかげです。

ここからは先は余裕なくてレース中の写真はなし。

公式サイトのフォトギャラリーで雰囲気伝わるはず。

https://okushinano100.com/photo/

登り切ったら林道でエイドまで下る。次のカヤノ平エイドの関門を16:00と思い込み、かなり急ぐ。かなり抜いたはず。抜きつつ、なんでみんなこんなペースなんだ?諦めてるのか?とか思ってた。

途中にめっちゃでかい糞があり、噂に聞くクマさんの糞だ!と思った。写真撮りたかったけど、関門ギリギリと思い込んでるからだからそんなことする余裕はなくダッシュ

開けたとことにでたのが、5分前。ぎりぎり間に合った!と思ったら分岐誘導の人にエイドまで1キロです!と言われて、終わった...と思うもダッシュ

結局16:03にエイドに駆け込み、スタッフの人に関門アウトですよね?と落ち込みながら聞いたら、関門は16:30ですよと言われ、嬉しい大誤算。

A3カヤの平①(48キロ)でしっかり補給していたら、漬物が売り切れとのこと。関門ファイターはエイドがさみしい。しかも麦茶が切れていて、水しかない。。。

麦茶の粉もっていってよかったです。麦茶くらいは余裕持って用意してほしかったな。

ここから先はポール使用禁止区間でカヤノ平ラウンドをぐるっと約10キロ。めちゃくちゃ綺麗なブナの森で、ふかふかだし、いままで走った中で一番気持ちいい場所かもしれない。標高も1200m~1600mくらいのところなので暑くもないし、いいところやった。

A2~A3の沢沿いの登りと、A3~A4のブナの森が、このレースの見どころやな。手前でリタイヤしなくてよかった。ほんとに。

で、この区間は、いいくらいのペースで走ってくれる人を見つけて後ろにつかせていただき、勝手にペーサーになってもらった。

平坦と下りはいいペースで走って、登りの歩きもペースを落としすぎない感じが、最高でした。おかげで、A5カヤノ平②(58キロ)の関門も20分くらい残しで間に合った。

ここから先は約14キロの林道を下り続ける区間。かけていい時間は2時間。キロ7でも94分だから約30分余る計算だし、この区間は大丈夫と思い、ヘッドライトを装着して下りだす。

下り始めはまだ明るく、キロ6~7か、もうちょい早いくらいのペースでごぼう抜き。気持ちよかった。歩いている人に「完走する人はこれくらいで駆け抜けるですね」って声かけられたのは嬉しかった。

デポでシューズをオリンパス4にしたのもよかったかな。林道の駆け下りはゼロドロップが一番効果を発揮する瞬間だと思う。ペース上がりすぎないし、オリンパス4のクッション性能も発揮するし。履き替えた判断と、2足持って行った判断は大成功だった。

いい調子で下っていると、若干手にしびれが出てきて、ペースを落としてカロリーメイトゼリーを飲んでいたら、かなり暗くなってきた。

ヘッドライトをつけても、足元ずるずるな林道を飛ばすのは怖いので、ペースを落とす。すると足が止まってしまい、トボトボ歩きになってしまう。

歩くならストック使うかと思い歩いていたら何人かに抜かれたな。次の72キロの糠塚②で関門アウトかな...とか思いながら歩いていたら、なぜか突然復活。

元気になって走れるようになっていしまう。いろんな人のブログとかで「100マイルは耐えれば復活するから大丈夫」というのをよく見るけど、ほんとだな。と思った。

復活してからまた走り、A5糠塚エイド②(72キロ)に関門15分くらい前に到着。奥宮選手がいて、優しく迎えてくれた。ファンになった。

次のエイドまで約12キロで2時間。厳しいなと思いつつ、補給はしなきゃと思い、おにぎり4個と豚汁を補給して、出発。

最初登りでその後下りで、ほぼ林道と聞いていたので、登りを一生懸命進む。またいいペースで登る人を見つけて後ろにつかせてもらいつつ、少しおしゃべり。おかげで割とスムーズに登れた。

ただ相変わらず時間はぎりぎりなので、下りだしたらまた一生懸命走る。80キロ進んでからの林道走るのは辛かった。時計見ても全然距離表示が進まないし、楽なはずの林道の下りでこれかよ...ってメンタル落ち込み足が止まる。

足が止まってからの時間が今回で一番ネガティブだったな。次のエイドで絶対リタイヤしようと思いふらふらでエイドに入る。

A6ケヤキの森エイド(84キロ)に関門5分前くらいに到着。足裏も痛いしもうリタイヤしようと思っていたのに、エイドスタッフの熱烈な応援と煽りがすごかった。

「まだいける!」「ここになにしにきたんだ?完走だろ?」的な勢いでの大歓迎。フラスコの補充もしてくれる。食べ物も持ってきてくれる。すごい歓迎だった。タイムアウト以外は絶対に認めないという雰囲気がすごかった。

このエイドの目玉はソバなんだけど、アレルギーで食べられないのがとても残念だった。機会があればアレルギーテストの診断受けて、治ってないか確認したいな。

レースで長野に行ってもソバ食べられないのは残念過ぎる。

そんな勢いにまけ、A7糠塚エイドの0:30の関門に向かい、振り絞ってスタート。延々と続く林道の登り、前後に人もいない。足も痛い。

さすがに心が折れてしまった。最初は頑張れたけどもう完全に足が止まり、トボトボ歩きに入る。ここまで頑張ったし95キロでアウトでも仕方ないな、と思ってしまう。

こうゆうときにペーサーがついてくれると頑張れるのかな。とか考えたり、いろいろ反省点を考えつつ、林道の下りに入る。ラスト2キロくらいかな。

当然関門は過ぎているので、ラストを噛みしめながらA7糠塚エイド(95キロ)に関門から約40分オーバーで到着。

長い長い旅でした。奥宮選手が迎えてくれて、「関門厳しいよね、お疲れ様」と言ってくれて、優しいなあと思った。ほかのスタッフの人にも「こんなに遅くなって迷惑かけました」と言ったら「無事にエイドまでたどり着いていただいてありがとうございます」とか優しく言ってくれて、ちょっと泣きそうだった。

チップの回収の際に、ゼッケンごと回収といわれたけど、頑張った記念が欲しくて、お願いしてゼッケンは返してもらった。

ゴール地点までの送迎バスの出発を待ちつつおにぎりと豚汁を食べる。結局最後まで胃腸は元気で、補給は成功だったかな。

ゴール地点まで、バスに揺られて、戻り、撤収作業を見ながら車に戻り、着替えもせずに宿まで運転。ほんとにへろへろだった。

宿に戻り、最低限の泥を部屋のユニットバスで落とす。ユニットバスは狭くて困る。宿の温泉に行き、貸し切り状態で湯船につかる。温泉気持ちいいー、とはならず、足裏ふやけて痛いし、マメが潰れないか心配で長風呂もせずにサクッと風呂を終わらせる。

部屋に戻り、ある程度片づけをしつつ、カレーメシを食う。ほんとに食欲はずっと保ってたな。笑

チェックアウトが10時だから9時までは寝れると思って3時半ころに就寝。しかし7時ころに気持ち悪くなって起きてしまう。二度寝もできない。

温泉で身体を温めることも考えたけど、8~11時は清掃時間で、温泉使えないからあきらめて横になって落ちつくのを待つ。いまさら胃腸トラブルかよって感じ。

ちょっと落ち着いてきたら、この感覚は空腹かなと思い試しにカップ麺を食べてみる。すいすいおいしくて入ってきた。単なる空腹かとわかり安心して菓子パンも食う。残った補給食も食べ、満足して復活。

 

後はお土産買って帰るだけ。近くでおいしそうなプリンを買い、高速乗って帰路につく。ただやっぱり眠気に襲われて梓川?のSAで仮眠。1時間くらい寝たかな。起き抜けにレッドブル飲んで、しゃきっとして再出発。

あとは特に何事もなく、帰宅。

翌日の月曜日も休みにしていたので、片づけはほどほどにして、ゆっくりすることに。

で、月曜に片づけを完了して、今回のレースはおしまい!お疲れ様でした。

 

 

~反省編~

 

<反省>

・前半抑えすぎて後半かつかつ。最初のエイドでほぼ最下位は大失敗。後半もまあまあ身体が動いたことを考えると、前半もう少しペースを上げてもよかった。

・ジェルなしで進んでいたので、後半にジェルで回復する勇気がなかった。カロリーメイトウイダーは飲んでいたが、WINZONEのいわゆるジェルは使わなかった。富士五湖で気持ち悪くなったのが理由だけど、吸収効率がいい補給も使わないとペース上げるのは無理かなと思った。

・スピード不足。単なる走力不足。抑えて走るときのペースを上げないと関門に間に合わない。レース全体の余裕度という意味でもスピードは必要と思った。

・エイドで時間を使いすぎ。補給も大事だけどもう少し効率をあげる必要があった。そのためにもジェル類で進みながらの補給が必要。

・関門時間の勘違い。単なるケアレスミス。関門ファイターなんだから、もっとシビアに確認すべきだった。反省。

・夜道の林道の下りが怖い。ウエストライトで明るさを追加して対応すべきだった。考えてはいたけどデポバッグに片づけてしまったのは反省点。次からはライト2個必須やな。ウエストかハンドか。考えよう。ハンドライトだとポール使えないからウエストかな。ちょっと検討しよう。ITJはスタート真っ暗でゴールも暗いだろうしそれまでに考えよう。

・足裏ケアについて、プロテクトJ1とインナーファクトの組み合わせでもマメができてしまった。渡渉を楽しみすぎた感はあるけど、雨ならもっと濡れるし対策は必要かなと。身体はプロテクトJ1で、足裏のみガーニーグーという使い方もあるらしいから、次への参考にする。

・虫よけ。ザックに小さいやつを入れるべきだった。汗と川の水で流れてしまい、ブヨにやられまくった。

<良かった部分>

・ジェルなし作戦が成功して胃腸トラブルなし。麦茶もよかったのかな。アクエリアス1リットルと経口補水液500ml以外は麦茶のみだった。エイドのジュース等はあるけど行動中はそれだけ。羊羹と麦茶の組み合わせは間違いない。これからも活用しよう。コスパもいいし。

・1時間に2つの塩分タブレットで足攣りもなし。カロリーメイトもよかったかな。これは成功。

・眠気なし。普段からほぼカフェインなし生活をしているからか、レース時のコーラのカフェインで十分目が覚める。これはとても良いこと。この生活は続けていきたい。前日9時前に寝られたのもよかった。チルアウト(リラクゼーションドリンク)を寝る前に飲むはずが家に忘れたのは失敗。次からは気を付ける。

・シューズの履き替え。2足用意してよかった。履き替えの判断も成功だったと思う。

・とにかく楽しかった。それに尽きる。

 

<装備について>

良かったランキングの1位は「シナノのポール」2位が「オリンパス4」3位が「ラッシュヒップ」

 

「シナノのポール」にはとにかく助けられた。林道の登りのポールは素晴らしい。下りで使わない時も握りやすいグリップが真ん中付近にあって楽だった。大事に使っていこうと思う。

オリンパス4」はクッションとゼロドロップが足にやさしい。買ったの2、3年前くらいだけどいまだ現役で使える。テクニカルな下りだとちょっと使いにくいけど奥信濃にはピッタリでした。

「ラッシュヒップ」は収納力抜群で素晴らしい。補給しやすい。カヤノ平のストック禁止区間から14キロの林道下りはポールをラッシュヒップに収納したけど、揺れも気にならないし、固定するのも外すのも楽だし、素晴らしい。

 

良くなかった装備は特になし。値段張るけどやっぱりいいものはいい。コストがかかってもパフォーマンスが抜群。

 

<総括>

初100キロレースは95キロで関門アウト。惜しかったし、悔しいし、残念。でも楽しかったし、学びも多かった。大きな経験になったから、次は100キロ完走できると思う。

いまは回復待ちだけど回復したらトレーニング再開して、次に備える。スピード練習好きじゃないけど、取り入れていこう。

まずはかもしかの10キロで40分切り。次はあいのつちやまで初マラソン、サブ4目標でスピード練習する。それがトレイルの走力向上につながるはず。

 

信濃に関しては、来年か再来年にリベンジ必須。もっと走力に余裕があればもっと楽しめるはず。楽しむためには強さがいるしな。強ければ自由だからって、ニンジャショーヨーも言ってるし。

 

これからも100マイラー目指して進んでいきます。

最後に浮腫んだ足のむくみ中と回復後。笑えるくらい浮腫んでた。笑

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